愛され雪女。 (ページ10)

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天羽side

天羽｢そうそう、あの時の翔太ほんまにかっこよかったで｣

渡辺｢でもさ、その後に舘さんから冬和がココア飲めないの聞いた時はやらかしたって思ったよね｣

天羽｢あー(笑)｣

あの時はココアが苦手やった。

でも、翔太と初めてちゃんと喋れたのが嬉しすぎて、飲めへんはずのココアを美味しいって思えた。

今では大好きな飲み物の1つです。

渡辺｢あと一番びっくりしたのが、俺がタオル忘れたの舘さんのせいだったってことで｣

天羽｢えっ！？何それ聞いてへん…｣

渡辺｢なんか、俺が気づかないうちに冬和のカバンの横に置いてたらしいよ｣

天羽｢あっ、私が気づきやすいように？じゃあ翔太がタオル使うタイミングとか分かってたってこと？｣

渡辺｢あの人、俺の行動パターン知り尽くしてるから｣

さすが幼なじみ(笑)

渡辺｢宮舘涼太は俺と冬和のキューピットです｣

天羽｢キューピットって(笑)舘様ありがとう！今度何か奢ります｣

渡辺｢んふふ(笑)｣

楽しそうに笑う翔太。

翔太と同じグループでほんまによかったな。

天羽｢翔太｣

渡辺｢ん？｣

天羽｢いつもありがとう｣

渡辺｢…どういたしまして｣

天羽｢照れた！みなさん、渡辺翔太が照れましたよ！｣

渡辺｢照れてねえわ！｣

少し顔が赤くなった気がする翔太は、私の頭を不器用に撫でた。

天羽｢まあざっくり言うと、舘様のおかげで話すきっかけができて、そこからどんどん仲良くなれました！ぽむぽむさん、お便りありがとうございました！｣