愛され雪女。

新体制 ページ44

天羽side


ある日、滝沢くんに言われた。

これからSnow Manは9人で活動するって。


天羽｢私は賛成できません｣


滝沢くんと、6人と新メンバーの3人の前でそう言ってしまった。


深澤｢冬和...｣

岩本｢気持ちは分かるけど、でも...｣

滝沢｢分かってるよ、冬和にも考えてることがあるんだよね？｣


やっぱり滝沢くんって何でも分かるんやな。

私が事務所に入所してから、ジャニーズに女はいらないって言われ続けた。

滝沢歌舞伎でSnow Manの結成が発表されて、それからもっとアンチがひどくなったし。

今はだいぶマシになったからよかったけど...。

増員をよく思わないファンの人達もきっといるやろうし、3人もいろんなことを言われちゃうんじゃないかって思ってしまって。


天羽｢3人につらい思いはさせたくない...｣


つい泣いてしまい、隣に座っていたひーくんが背中を優しくさすってくれた。


向井｢冬和ちゃん、俺意外と強いねんで？｣

滝沢｢3人はそういう覚悟もちゃんと持って加入を決めてくれたんだ｣

天羽｢そう、ですよね...｣


不安そうな顔をしている3人に、涙をふいて笑顔を見せた。


天羽｢これからよろしくね｣


3人の安心した表情を見て、見守っていた6人も滝沢くんも笑顔になった。

私はもうグループの末っ子じゃなくなる。

これからは、私もみんなを支えないと。

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