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阿「A〜。また俺の前からいなくなるの？」
『.....っ』
掴まれた手首に、爪が食い込んで
うっすらと血が滲む。
阿「あんなに愛し合ったのに？
俺の事捨てるの？
言ったよね、付き合わなくてもいいって。
全部受け止めてそばにいるって」
阿部ちゃんの乾いた笑い声に
背筋にタラーッと汗が流れた。
『...ご...めん』
阿「ごめんって何？
謝罪の言葉が聞きたいんじゃない。
俺はただAといたいだけ。
そばにいてくれないんだったら、
無理やり置いとくまで。
ずっとこの家で俺のそばにいてよ」
阿部ちゃんは本気だ。
いつもの優しい笑顔も、口調もそこにはない。
ただ、自分の欲望の為に動いてるだけ。
『ちょっ』
阿「ほら、俺だけを見てよ。
俺の事を感じてよ」
ベットに沈んだ体。
両手は頭の上に押し付けられ、動かすことができない。
『....んっ....やめ...』
絶え間なく落ちてくるキス
服の中から入ってくる手に抵抗しても
男の力に敵うわけがない。
『さ...っく...たす...け』
阿「ふはっ、佐久間ぁ？
Aが助けを求めてるけど....
お前は俺とA、どっちをとる？」
泣きそうな顔で俯いたさっくんは
手に力を目一杯入れて、握りしめた。
阿「残念だね、A。
佐久間は俺の方が大切みたいだ」
あらわになった下着。
ゆっくりとずらされていく布に
私の体からは力が抜けた。
"逃げられない"
あぁ、もうダメだ。
中途半端をやめたかったはずなのに、
結局私は中途半端な事をしてた。
自分の弱さから逃げて、優しさをくれる手を
何も考えずに掴んでしまってた。
悪いのは、私。
あの日阿部ちゃんを受け入れてしまったから
なにも言わないまま姿を消してしまったから。
ごめんね、蓮。ありがとう。
こんな私を好きになってくれて。
そばにいてくれて。
最後に言いたかったな。
"蓮の事好きになったよ"
？「おいっ！！」
目を瞑った瞬間、
勢いよく阿部ちゃんの体が飛んだ。
『な...んで...』
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towa(プロフ) - Meさん» 更新頑張ってください！ (2020年8月30日 21時) (
レス) id: 066d296756 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく(プロフ) - いつもドキドキしながら読ませていただいてます！まさかの目黒くんからのプロポーズに驚きました！このまま結婚してしまうのか…という思いと深澤くんとはこのままでいいのかというもどかしい気持ちです。また次の更新を楽しみにしております(^ ^) (2020年7月13日 11時) (レス) id: 22bdbadcae (このIDを非表示/違反報告)
Me(プロフ) - pipiさん» ご指摘ありがとうございます！！修正させていただきました（＾Ｏ＾）気になるところがあれば、いつでも教えてください！！ (2020年7月13日 8時) (レス) id: ffa8ccc661 (このIDを非表示/違反報告)
pipi(プロフ) - いつも楽しくお話拝読させて頂いてます！わざわざ言うのも図々しいかと思いコメントするか迷ったのですが、辰哉くんの漢字に誤りがあります！「辰也」ではなく、「辰哉」ですよ！わざわざこのような指摘ｺﾒﾝﾄすみません…これからも更新楽しみにしております！^ ^ (2020年7月13日 5時) (レス) id: 1f11c936ec (このIDを非表示/違反報告)
Me(プロフ) - nan_jluvsickさん» コメントありがとうございます(^^)交差点が大好きで、歌詞の描写を入れた所あります！！これからも楽しんでいただけるように頑張ります（＾ω＾） (2020年7月9日 13時) (レス) id: ffa8ccc661 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Me | 作成日時：2020年6月30日 22時
