悪夢 ページ6
☆緑谷出久side☆
｢デク君おやすみー！｣
｢おやすみなさい、麗日さん｣
静かな夜にも慣れてきた、ある寒い夜
僕は夢を見た
ーーーーーーーーー
｢姉さん？｣
『なあに？』
僕は縁側に座る姉さんに話しかけた
姉さんは以前のように目も見えていて、手もちゃんとあった。
｢別に用があるって言う訳じゃないんだけど…｣
『ふふ、いいよ。少しお話しよう』
なぜ話しかけたか、って言うのはあまりよく分からない。
ただその時の、月明かりに照らされている姉さんを見たら消えてしまいそうな気がして。
『…出久は、雄英に入ってからあまり泣かなくなったわね』
｢えっ、本当に？｣
『うん。強くなったって言う証拠かしらね？』
昔から泣き虫だと言われてきていたから、そう言われたのは素直に嬉しかったんだ
｢最近ね、オールマイトに体術を見てもらってるんだ。いつも刀を持って動いてたから丸腰に中々なれなくて｣笑
｢うん、そう。そうなの｣そんな風に相槌を打っていた姉さんがしばらくすると何も喋らなくなった
僕一人で喋りすぎてしまったと、慌てて隣を見る
姉さんは柱にもたれかかって項垂れていた
寝てしまったのかと思った。
でも、その時僕は嫌な予感がして。
姉さんの手を取る。
｢ｯｯ！！｣
その手は酷く冷たかった
ポタリと僕の手に何かが落ちる
これは、血_____？
かすかに動く姉さんを見た時、息を呑んだ
『…。？』
その時の姉さんは、最終決戦の時のようで。
頭から留まることの無い血を垂れ流し、僕に向かって微笑んだ
そして、ゆっくりと目を閉じて_____
｢姉さん！姉さん駄目だ！！眠らないでｯ、お願いだ！！｣
｢！！……い、ろ！！いず…！きろ…｣
ーーーーーーーーー
｢っ！！か、はっ…｣
弾かれるように目を開けると、切羽詰まったような顔の焦凍がいた
ゆっくり体を起こして状況を把握する。
ここは雄英の寮の、僕の部屋…。
あれ、みんないる…
｢いつまで経ってもお前が起きてこなかったから相澤さんに頼んで開けてもらった。｣
｢相澤''先生''な｣
｢大丈夫か。すげぇ魘されてたが…｣
｢おい轟、聞け｣
｢何かあるならしのぶに診てもらった方が_____出久？｣
息が乱れ続けて、何も言わない僕を見て焦凍は不審に思ったんだろう
訝しげにこちらをみてくる
・
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あの - デク,しょーとが雄英に勤めて夢主と会った後を書いて欲しいのですがよろしいでしょうか？ (2021年9月23日 13時) (
レス) @page21 id: 347eae7089 (このIDを非表示/違反報告)
かしわ(プロフ) - あのさん» 番外編ですか！了解です！番外編であればリクエストも受け付けておりますので、見たいシチュがあれば！あと、一生に一度の願いはこんな所で使わなくても大丈夫ですよ笑もっといいことに使ってくださいね (2021年9月19日 7時) (レス) id: e8da3e8314 (このIDを非表示/違反報告)
あの - あの...かしわ様((￣_｜ I一生に一度のおねがいですm(_ _)mスライディング土下座( ﾉ;_ _)ﾉ((殴(°o°C=(_ _; すいません( ノД`)…番外編を書いて欲しいのですがよろしいでしょうか?? お返事待ってますーーースライディング土下座( ﾉ;_ _)ﾉ (2021年9月18日 20時) (レス) id: 347eae7089 (このIDを非表示/違反報告)
かしわ(プロフ) - ペルナさん» いえいえ！解説下手っぴですみません…（笑） (2021年7月20日 22時) (レス) id: e8da3e8314 (このIDを非表示/違反報告)
ペルナ(プロフ) - 解説ありがとうございます (2021年7月20日 20時) (レス) id: 1574ce3f69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かしわ | 作成日時：2021年5月3日 12時
