12 名前 ページ12
。。。｢何が目的で俺を救ってんだ？｣
｢死ぬと思ったから｣
私の家の真下で死なれても嫌だし
とナナはリンゴの皮を剥きながら語った
。。。｢ﾊｯ ヒーローじみたこと言ってんじゃねぇよ気分がわりぃ｣
｢ヒーローなんかと一緒にしないで！！｣
大きな声を上げたナナに驚き、男は目を見開いた。しかしそれもまたすぐ口を開き話し始める
手の男は、ナナの部屋の壁に掛けられた
雄英の制服を見たのだ
。。。｢ヒーロー嫌いの餓鬼がヒーロー学校雄英に通ってんのかよ｣
。。。｢むちゃくちゃだな｣
｢別に通いたくて通ってる訳じゃないし。何も知らないくせに言わないで｣
手の男は、身体の疲れもあってか それ以上威嚇することはなく舌打ち1つして沈黙し、ナナが座るソファが見える方向とは逆向きの壁側に寝転がり目を閉じた
｢ほら｣
突然声が近くなったことに驚きバッと声のする方に顔を向けると
｢りんご。｣
綺麗に皮は剥かれて、爪楊枝に刺されたリンゴが
手の男の視界いっぱいに映っていた
｢…？それ着けたまま食べるの？外すの？外していいやつなの？それ｣
。。。｢いちいちうるさい…外して食うに決まってるだろ…はやく食わせろ｣
手の男は顔についた作り物の手をどけた
｢…掻き傷すごいね。アレルギー？｣
。。。｢黙れ。殺すぞ餓鬼｣
男はリンゴを食べようと皿に手を伸ばすが、ナナに阻止される
。。。｢おいｯ！！｣
｢名前。教えてくれたらリンゴあげるよ。あと餓鬼じゃなくてナナだから｣
。。。｢調子乗ってんじゃねぇよ餓鬼 塵にされたいのか？｣
男はまた己の手をナナの顔に近づけるが
｢…｣
ナナは怯まなかった。
｢私。死ぬの怖くないよ。だからソレは脅しにはならない｣
別にいいじゃない名前ぐらい！
何が不満なのよ！
と爪楊枝に刺さったリンゴを振って訴えるナナに
呆れとめんどくささから男は
死柄木 ｢弔｣
｢…弔？｣
死柄木｢チッ さっさと寄越せ 腹減ってんだよ｣
とナナの持つ皿からリンゴを奪い貪った
それを見てナナは、少し遅れて微笑んだ
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先生夜兎(プロフ) - てぃーさん» うおおめちゃくちゃに嬉しいです！！もうすぐしたらチマチマの小話も書いていこうと思うので楽しみにしていただけたら幸いです！ (2021年10月12日 11時) (
レス) id: 855c51bebc (このIDを非表示/違反報告)
てぃー(プロフ) - す、好きです、、！めちゃくちゃ告白みたいな感想だけど、本当に続き楽しみです！ (2021年10月12日 0時) (レス) @page33 id: 27cca0dd00 (このIDを非表示/違反報告)
先生夜兎(プロフ) - 瑠李さん» コメントありがとうございます〜！！ハピエンで終えれるように頑張ります！気になったところはいろいろコメントしてくださいね( *´︶`*) (2021年10月2日 3時) (レス) @page12 id: 855c51bebc (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - 初コメント失礼します。希望ができたらハピエンがみたいです(∗•ω•∗) (2021年10月2日 1時) (レス) id: 88c711d3e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：先生夜兎 | 作成日時：2021年9月30日 0時
