まずは映画を見に行きませんか？【名前変換オリジナル】

合否メール ページ16

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『うー…胃が痛い…』

律「緊張しすぎじゃない？」

『だって、もう昼休みなのに合否メール来ないんだもん…』



面接の翌日の昼休み。食堂のテーブルの上にうなだれる。メールの通知音は朝から1回も鳴っていない。



『駄目だったのかなー…ノートの内容、結構勉強したのに…』

律「候補、春野さん含めて3人いるんでしょ？決めかねてるんじゃない？」



天ぷら蕎麦を食べながら、紀元くんが私を見る。


『そうだといいんだけど…』

律「万が一落ちたら…そうだなー。あっ、オススメの本貸すよ。バイト終わりのバスで読んでる小説、昨日に丁度読み終わったから」

『えー、それって慰めになってる？まぁ紀元くんが面白いって言うなら信用するけどー…』


ピロン


『！！』



メールの通知音！！

すぐさま携帯を手に取り、メールフォルダを開く。そこには「学生執行部より昨日の面接結果について」という題のメールが届いていた。



『き、紀元くん！！め、メール、来た！！』

律「おっ。運命の瞬間」



紀元くんは箸を器の淵に置き、手を組んで祈ってくれている。



『じゃあ、開けるね…』


ドクンドクンドクン…



メールをタップし、春野A様へ、から始まる内容をゆっくりと読み進めていく。



＜昨日の、○○学科1年専用 学生執行部面接をお受け下さりありがとうございました。

選抜の結果、春野A様を学生執行部として採用させていただきます。

つきましては…＞


『え…』

律「…どう、だった？」

『さ、採用って…えっと、合格ってこと？』

律「採用って書いてあった…？」

『うん…』

律「！！おめでとう！合格ってことだよ！」

『あ…あ…やったー！！』



合格！合格！！私、学生執行部になれたんだ！！



『紀元くん、本当いろいろありがとね！私、頑張るから！』

律「うん、頑張れ」



お母さんにも連絡しよっと！



ーーー

じゅ、順位がついた…！見に来て下さった皆さん、ありがとうございます！

また、お気に入り登録・評価をしてくださった方もありがとうございます！！

まだ恋愛色ほぼ無いですが、個人的に物語の土台部分を大事にしたいので、執行部のこととかしっかり書いていきます。

これからも作者ならびに当作品をよろしくお願いします。

20200926.みびみやこ

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