まずは映画を見に行きませんか？【名前変換オリジナル】

面接後 ページ15

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A紀元くん、学生執行部の面接終わったよ…

律お疲れ。どうだった?

Aわかんない…。ノートからの質問はなんとか全部答えれた!

律よかったじゃん。結果は?いつわかるの?

A明日になったら、メールが来るんだって。今からでも緊張してる…

律ちゃんと勉強してたんだし、大丈夫だよ。先輩たちに伝わってると思う。

Aありがとう!結果わかったら言うね!

律うん、待ってる。


『ふぅー…』



携帯電話をベッドの横に置き、寝転がる。

面接は、受け答えはある程度できてたと思う。構内関係の質問もきちんと答えれたし、木村先輩からは「ちゃんと歩いたんだね」って気づいてもらえた。

でも…あの、男子学生2人がどんな感じだったのかがわからない。



『あー、不安になってきた…。お母さんに電話しよ』



置いたばかりの携帯を手にし、母へと電話をかける。数コール後に、いつもの声が聞こえてきた。



A母「もしもしー、A？どうしたの？」

『急にごめん。ちょっと心配事があって』

A母「えー！？何々？」



それから、学生執行部のことと今日の面接のこと、そして…光原先輩のことも話した。



A母「一目惚れねぇ…。ていうかやっぱりいい男との出会い、あったじゃない！」

『うん…。ってそっちじゃなくて、面接の方！』

A母「そんなこと言われても。お母さん、Aの面接見てないから何も言えないわよ…。でも、大丈夫じゃない？受け答えも、そのノートの内容も言えたんでしょ？」

『まぁそうだけど…』

A母「ここで何を言おうが、面接は終わったわけだし結果が変わることもない！うじうじせず、今日の授業の復習でもしなさい！」

『はーい…』

A母「…まぁ、落ちちゃったら慰めるくらいはするから。何かあったら、電話でもなんなら帰ってくるでも、なんでもしていいんだからね！？」

『流石に帰んないよ、落ちたくらいじゃ笑 でも結果は連絡するね』

A母「わかった！夜はまだ寒いんだから、ちゃんと布団着て寝るのよ？」

『うん！おやすみ！』



確かに、今何を考えようが結果は変わんないんだよね。だったら別のことしなきゃ！



『…でも願うくらいはさせて！学生執行部に、受かってますよーに！！』


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