面接2 ページ14
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構内のことやら授業のことやらで頭いっぱいになって、面接官のこと忘れてた…。そりゃあ○○学科の新学生執行部の面接だし、光原先輩が面接官だよね…。
緊張やらドキドキでまともに話せなかったらどうしようか…。それで落ちたら…?成長することも、光原先輩に近づくこともできずに、ジ・エンド…。
『(それだけは駄目だ!!!せめてやれることは全部やってから落ちたい!…いや、落ちたくはないな)』
?「おっ!よかったぁ〜。誰も居ないなんてことにならなくて!」
『(!!この声は…!!)』
紘基「こんにちは、面接希望の子だよね?」
『は、はい!』
光原先輩だー!!き、キラキラして見える…。好きな人はキラキラして見える、って都市伝説じゃなかったんだ!!
紘基「今日はよろしくね」
『よろしくお願いします!』
そういって光原先輩は部室へと入っていった。
時間まであと15分。未だに、他の面接希望者らしき人は現れていない。
…もしかして面接希望者、私だけだったり!?
「ここじゃね?執行部」
「マジでどっちが受かっても恨みっこなしだから!…あ、どうも…」
『こんにちは…。面接の希望者の方ですか?』
「はい、俺ら2人で…」
『17:30までは待っとかないといけないそうで、中の方に声かけたら椅子をだしてくださいます』
「あ、はぁ…。ありがとうございます」
男子学生が2人来たということは…面接希望者は少なくとも3人。
カバンからノートを取り出して見直す。…受かって、あの優秀な人たちの中で働くんだ。私が。
夏希「じゃあそろそろ面接始めようか」
『!(来た!)』
夏希「春野さんから、どうぞ」
『はい!失礼します!』
入った部室は、広めで色々な資料が整理整頓されているシンプルな雰囲気だった。光原先輩と木村先輩を目の前にした椅子の横へと立つ。
『○○学科1年、春野Aです。本日はよろしくお願いします!』
まずは面接を突破しないと何も始まんないぞ、私!頑張れ!
ーーーーー
夏希「質問は以上です。結果は、さっき教えてもらったメールアドレスに明日送るので、確認しておいてね。部室から出たら、次の子を呼んでください」
『わかりました。本日はありがとうございました!』
紘基「はーい、ありがとう」
バタン
『次、どうぞ』
「はい」
階段を下りながら時計を見ると、17:45…。たった15分しか経ってなかったのか…。体感は1時間くらいあったのに。
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みびみやこ(プロフ) - チックタックさん» コメントありがとうございます!書きたいことが多すぎて中々発展しなくて申し訳ないのですが、そう言ってくださると嬉しいです!こだわっていきたいと思います!今後も当作品をよろしくお願いします。 (2021年9月23日 18時) (レス) @page42 id: 9a02bb3167 (このIDを非表示/違反報告)
チックタック - 話の内容がすごく作りこまれている! (2021年9月23日 14時) (レス) @page43 id: b901e895c9 (このIDを非表示/違反報告)
みびみやこ(プロフ) - みらいさん» 面白い!?!?ありがとうございます!少しずつではありますが進めていきます!今後も当作品をよろしくお願いします。 (2021年9月17日 20時) (レス) id: 9a02bb3167 (このIDを非表示/違反報告)
みらい - すごくおもしろいです!無理のない範囲で更新頑張ってください (2021年9月17日 20時) (レス) id: 942628a425 (このIDを非表示/違反報告)
みびみやこ(プロフ) - にら。さん» 返信遅くなり申し訳ございません。好きというコメントありがとうございます!これから定期的に更新していければと思いますので、読んで下さると嬉しいです!今後も当作品をよろしくお願いします。 (2021年9月14日 18時) (レス) id: 9a02bb3167 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みびみやこ | 作成日時:2020年9月18日 23時