獄卒がヒーローの世界に行っちゃう話２［ヒロアカ×獄都事変］ (ページ46)

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貴方side

合図で私達3人は走り出す

入試テストや体育祭の時には感じなかった

このピリピリとした緊張感

相手が肋角さんだから

貴方「…広いな…」

田噛「思った以上だな。でもゲートの位置は分かってる…」

慎重に

そして出来るだけ早く

ゲートの方へ向かう

緑谷「…3人とも凄い緊張してるね…」

麗日「…私達が思ってる以上にあの2人…強いのかも…」

谷裂「…その通りだな。俺達じゃ敵わない」

緑谷「…そ、そんなに…」

斬島「そもそも無事に戻ってこれるかも分からないしな」

平腹「死んで帰って来るかもなー！」

佐疫「ちょ、ちょっと平腹…そういう事言っちゃダメ」

緑谷「…でもこの4人が言うなら間違いない…」

田噛「…チッ…広すぎだろ…」

ほんとに広い

なんでこんな土地を持てるのやら

貴方「…早くしないと_「早くしないと、俺が来てしまうって…？」…ッ！！」

上から声がする

見上げた時には目の前に

肋角さんの顔

やばい

避けきれな…ッ

ドンっ…

誰かに推し飛ばされる

肋角「流石だな。木舌」

貴方「…ッ…」

木舌「…ッ…間に合ったね…」

振り向くと

大斧で肋角さんの攻撃を止めている木舌が

貴方「木舌…！」

田噛「…ッ…」

田噛が私の手を引いて走り出す

田噛「…今はアイツに任せるしかねぇ」

貴方「…うん…」

私と田噛は必死に走った

肋角「俺を食い止める…という事か」

木舌「えぇ、俺の仕事は5分間、肋角さんを食い止める事です」

きっと肋角さんは

私達が思っているより

ずっとずっと力を持っている