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貴方side
谷裂と佐疫と一緒に観覧車っていう
でっかい乗り物に乗って今は休憩中
谷裂「…人混みは慣れんな…」
佐疫「こういう所、行ったことないからね」
あの谷裂も結構疲れてる
貴方「あ…」
ベンチに座ってると
さっき会った壊理ちゃんの姿
なんか…男の人といる
…いや、壊理ちゃんが嫌がっている？
まさか、この世でいう誘拐ってやつ？
貴方「谷裂、佐疫、ちょっと散歩してくるわ」
適当に言って走る
谷裂「ここで散歩…？」
佐疫「まぁ…ほら、Aって変わってるじゃん？」
人が多くて中々、壊理ちゃんに追いつけない
貴方「もう少し…」
手を伸ばし
壊理ちゃんの腕を掴みグイッとこちらへ引き寄せる
壊理「お兄さん…！？」
貴方「さっきぶり、壊理ちゃん」
「その子、離してくれます？」
男の人が私に話しかけてくる
貴方「嫌です」
「…知り合いの娘さんなんですよ。それで今日は遊びに」
貴方「」
知り合いの娘…
私の早とちり
ものっそい恥ずかしいなおい。
貴方「ごめんなさい…私の勘違いだったみたい「私、この人といるの嫌…」…え？」
壊理「楽しくない…それに…私はあそこには帰りたくないから…」
「…すいませんね、今反抗期で…」
「離してくれます？」
男が手を伸ばす
貴方「…すいませんが…それは出来ないです」
私は壊理ちゃんを抱えて
全力でその場から走り逃げた
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作者名：namazu | 作成日時：2018年6月17日 22時
