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春「んふー」
マ「ゴクッ…」
「ココくんのせいだからねっ」
九「悪かったって笑」
三途くんが佐野くんにベッタリくっついて離れなくなった。佐野くんも赤くなりながらずっとお酒を飲んでいる。
異様な光景に私はココくんのせいだと思い非難した。
「私の佐野くんなのに」
九「ははっ」
ココくんも作ったお酒飲んでるけどめちゃくちゃ強いのか顔色が一向に変わらない。
九「なんだよそんなに見て来て」
「酔ってないの?」
九「ははっ。俺酒バカつえーよ?」
「そーなんだ意外…」
九「イヌピーは飲んだらすーぐ寝るけどなっ」
「!…乾くん可愛いよね」
九「あいつ顔だけはほんと良いからな」
「性格も優しいよ」
九「ふふっ。仲良くしてやれよ」
「うん。三途くんの1000倍仲良く出来る」
九「ブッ笑」
春「聞こえてんぞくそアマコラァ!!!」
「地獄耳…」
マ「A〜」
「あっ佐野くん!」
マ「胸揉ませてぇ〜」
「…」
九「どんまい社」
私は佐野くんの言葉を聞いてすぐ胸を隠して離れた。
「あの2人ダメだ」
九「ウケる笑」
「てかどんどんお酒開けてるし」
九「いーんじゃね?てかお前も飲めよ」
「遠慮します」
九「えーせっかく作ったのによ」
「ごめんなさい」
九「1口」
「無理」
九「んじゃ1口飲んだら1万やる」
「…え?」
九「クク…金払うならいーだろ?」
「本気で言ってるの?」
九「俺は嘘つかねーよ」
「1万…」
九「良い話だと思わねぇ?」
「1口の量とか決まってる?」
九「カップにメモリ書いてやるよ。それまで飲めたら1万ずつやる」
「…大きく書かないでね」
九「交渉成立だなっ」
ココくんは私が飲む予定だったカップを持ち、
ペンで外側に線を引き始めた。
九「全部で10本引いた。全部飲めば10万な」
「これで10万…」
九「俺を楽しませろよ〜?」
「…」
これで10万貰えるなら安い仕事だとは思うけど、
佐野くんたちの酔いっぷりを見てると相当ヤバい。
でもせめて1メモリくらいなら…!
意を決してストローに口を付けてお酒を飲んだ。
口いっぱいにエナドリの甘みとアルコールの苦味が広がって何とも言えない大人な味を感じた。
九「どーだ?」
「こ、これは…絶対ヤバい…」
九「だろ。ほら2メモリ目は?」
「う…」
ココくんに言われるがままお金目当てで
私はお酒を飲み続けた。
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作者名:Sちゃん | 作成日時:2021年9月23日 23時