検索窓
今日:1 hit、昨日:21 hit、合計:66,605 hit

夢幻泡影8:初めまして、公安 ページ15

「…落ち着いたか?」

『…はい。』


暫く泣き続けた。
時間にしたらきっと5分にも満たない時間だったかもしれないが。


『あの、ところで安室さん…じゃないか。
えっと、黒の組織の方?
でもないか…。

とりあえず、あなたは誰?』


そう言うと彼は暫く「うーん…」と首を捻って、
「この部屋には盗聴機もカメラもないから良いか」と言うと、ため息を1つついた。





「…俺は、降谷零。
現在組織に潜入している公安の人間だ。
コードネームは“バーボン”」




『…あの、それって言って大丈夫じゃないでしょ?良いんですか?』


安室さんもといバーボンさんもとい降谷さん。


けれど、本職は絶対他人に言ってはいけないことだと思う。
あまりにも無防備すぎる。




「良くはないが、君なら信用出来ると信じてるから」



『へぇ〜…。

…でも信じてもらってるところ悪いですけど、私はジンのことを許した訳じゃないし、リンネ君を忘れたりはしないですよ。』



「ああ、寧ろ許してやるな。大切な人の命を奪った罪は大きい。
生かして罪を償わせる。

そして、忘れてやるな。
死んでしまった人は死んだら存在を証明出来ない。
今を生きている人たちの思い出で証明し続けて行くしかない」



『そう、ですよね。』

「…“僕”、そろそろ行きますね。」

…これは安室さん。いや、バーボンさんだろう。


「あぁ、そうそう。言い忘れてました。
貴女の腰の部分、後で見てくださいね」



それだけ言うとあむ…バーボンさんは出ていった。




…腰?

夢幻泡影9:一人作戦会議→←夢幻泡影7:今日を、生きてみようか



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (45 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
72人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , トリップ   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

paranoia(プロフ) - モチモチ納豆さん» コメントありがとうございます!やっと恋愛っぽくなりだしてこれたので今後の展開も楽しんで頂けると嬉しいです(^^) (2018年3月20日 22時) (レス) id: 1c11084766 (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ納豆 - 毎回楽しく見させてもらってます。 更新頑張ってください!! (2018年3月20日 21時) (レス) id: 73b1cc3c0a (このIDを非表示/違反報告)
paranoia(プロフ) - めーめさん» ご指摘ありがとうございます変えさせていただきました…!まだまだ編集とか慣れていなくて…(汗)リンネ君、良いお兄ちゃんだった…(涙) (2018年3月19日 12時) (レス) id: 1c11084766 (このIDを非表示/違反報告)
めーめ(プロフ) - 3ページ目、1番最後名前変換の所ら辺がミスってます? リンネ君ー帰って来てー!! (2018年3月19日 12時) (レス) id: 8e356b7e31 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:paranoia | 作成日時:2018年3月19日 4時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。