夢幻泡影8:初めまして、公安 ページ15
「…落ち着いたか?」
『…はい。』
暫く泣き続けた。
時間にしたらきっと5分にも満たない時間だったかもしれないが。
『あの、ところで安室さん…じゃないか。
えっと、黒の組織の方?
でもないか…。
とりあえず、あなたは誰?』
そう言うと彼は暫く「うーん…」と首を捻って、
「この部屋には盗聴機もカメラもないから良いか」と言うと、ため息を1つついた。
「…俺は、降谷零。
現在組織に潜入している公安の人間だ。
コードネームは“バーボン”」
『…あの、それって言って大丈夫じゃないでしょ?良いんですか?』
安室さんもといバーボンさんもとい降谷さん。
けれど、本職は絶対他人に言ってはいけないことだと思う。
あまりにも無防備すぎる。
「良くはないが、君なら信用出来ると信じてるから」
『へぇ〜…。
…でも信じてもらってるところ悪いですけど、私はジンのことを許した訳じゃないし、リンネ君を忘れたりはしないですよ。』
「ああ、寧ろ許してやるな。大切な人の命を奪った罪は大きい。
生かして罪を償わせる。
そして、忘れてやるな。
死んでしまった人は死んだら存在を証明出来ない。
今を生きている人たちの思い出で証明し続けて行くしかない」
『そう、ですよね。』
「…“僕”、そろそろ行きますね。」
…これは安室さん。いや、バーボンさんだろう。
「あぁ、そうそう。言い忘れてました。
貴女の腰の部分、後で見てくださいね」
それだけ言うとあむ…バーボンさんは出ていった。
…腰?
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paranoia(プロフ) - モチモチ納豆さん» コメントありがとうございます!やっと恋愛っぽくなりだしてこれたので今後の展開も楽しんで頂けると嬉しいです(^^) (2018年3月20日 22時) (レス) id: 1c11084766 (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ納豆 - 毎回楽しく見させてもらってます。 更新頑張ってください!! (2018年3月20日 21時) (レス) id: 73b1cc3c0a (このIDを非表示/違反報告)
paranoia(プロフ) - めーめさん» ご指摘ありがとうございます変えさせていただきました…!まだまだ編集とか慣れていなくて…(汗)リンネ君、良いお兄ちゃんだった…(涙) (2018年3月19日 12時) (レス) id: 1c11084766 (このIDを非表示/違反報告)
めーめ(プロフ) - 3ページ目、1番最後名前変換の所ら辺がミスってます? リンネ君ー帰って来てー!! (2018年3月19日 12時) (レス) id: 8e356b7e31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:paranoia | 作成日時:2018年3月19日 4時