↪︎照れ屋/O(akg・usm) ページ16
「照れ屋な彼女に珍しく、くっつかれたOriens」
(赤城ウェン、宇佐美リト)
◻︎赤城ウェン
「どうしたの〜?くっつきたくなった?かぁわいいねぇ」
座る彼の背中に軽く寄りかかってきた彼女に気づくと、目を瞬いて。すぐに、嬉しそうな顔でニコニコ笑いながら問いかけるぎゃう。珍しい〜、可愛い〜、顔真っ赤だ〜と内心テンションが高いけど、すぐにやめられたくないので、今はそっとしまい込む。
「くっついてきてくれたのは嬉しいけど…こっちは嫌?僕、君の顔見たいな〜。ぎゅってしたいし」と甘さの含んだ声で言ってくる彼。さらに顔を真っ赤になった彼女が、小さく頷いておずおずと彼の正面にやってくる。大人しく彼に抱きしめられる彼女は、耳まで赤くなっていて。可愛いなぁとさらに頬を緩めるKPニキ。「くっつきたい時はくっつきたいって言っていいんだよ?僕達、彼氏彼女でしょ?」追い打ちをかけるように微笑む彼は確信犯なのか、天然なのか。
◻︎宇佐美リト
「ほーん。…珍しいな?」
後ろから抱きついてきた彼女を振り返りながら微笑む彼。めちゃくちゃ喜んでるので、表情ゆるゆっるになってる。揶揄われたら恥ずかしくて布団に引き篭もる自信があったので、絶対顔が見られないように彼の背中に顔を埋めている彼女だったけど、髪から覗く耳は真っ赤なのがわかって照れてんな〜とバレていたりする。
ほんと可愛いやつ、と回された彼女の手をぎゅっと握るジムトレーナーさん。
何するのと上擦った声で言う彼女が可愛くて、弾んだ声で「いや〜…もうちょっと、可愛い彼女からのスキンシップを、堪能したいなぁって思ってさ」と返す。絶対ニヤニヤしてる!とさらに顔を赤くした彼女が、頭をぐりぐり押し付けてくる可愛い攻撃(?)に、鶏みたいな例の笑い声が出ちゃう。幸せだなぁと笑いながら、顔見られなくて良かったと思う彼。だって今絶対だらしない顔してる。彼女にこんな可愛いことされたら、そんな顔にもなるだろ。
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作者名:613 | 作成日時:2024年3月28日 0時