6:照れ屋/D(inm・kyng) ページ13
「照れ屋な彼女に珍しく、くっつかれたDytica」
(伊波ライ、小柳ロウ)
◻︎伊波ライ
「え!?!?かわ、可愛い!!けど!!なんで!!後ろからなの!!」
大好きな彼女が珍しく後ろから抱きついてきたことに気づくと、振り返って気のせいではないと噛み締めるも、顔が見られないことを嘆く。感情が忙しい。嬉しい気持ちと、照れているであろう彼女の顔が見られなくて残念な気持ちで、声が大きいメカニック。
「え??正面からじゃダメだった??君の顔も見れるし、抱きしめ返せるのに!!」恥ずかしいから、これで勘弁して欲しいと消え入りそうな声で返す彼女の声を聞いて、ちょっとむくれつつも堪能する。が、彼女がそっと離れようとするのを察知するや否や、手を引いて「じゃ、今度はオレの番だよね?」とベタベタに甘やかす。彼女からのスキンシップに浮かれているメカニック。
◻︎小柳ロウ
「……ふーん?」
ソファでゲームをしていると、そっと肩にぬくもりが。一瞬何事かと思うも、視界の隅に耳まで赤くなった彼女の顔が見えて、ちょっと表情を緩める白狼。珍しいなと思ったものの、口にするとすぐ離れていきそうなので、それ以上はひとまず言わないでチラッと彼女を見る。肩に頭を乗せるだけでいっぱいいっぱいになっているのか、視線が合わないのでちょっとおかしくなってきた彼が、ゲームを中断する。
どうしたの?と照れているのを誤魔化そうとする彼女を、そっと引き寄せて「いや?珍しく甘えてきた彼女を、構ってやろうかなって」などと意地悪く笑う。さらに顔が赤くなった彼女に楽しそうになる。直接口にはしないけど、照れてる彼女が可愛いなと思っている男。揶揄い混じりなら言う。内心テンション高いし、ノリノリで揶揄う。でも遠回しにスキンシップが嬉しいことを伝えてくるので、嫌がられてないならよかったと思われる。彼女からのスキンシップ待ってそうな偏見ある。
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思ったより長くなってしまったので、2人ずつに分けます。
すみません。
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作者名:613 | 作成日時:2024年3月28日 0時