【妖怪ウォッチシャドウサイド】期待なんてしてない【月浪トウマ】

３５話　仲良くなりたい ページ36

女郎蜘蛛を倒してから数日後のこと。夏休みを迎えた私達は朝から妖怪探偵団の事務所に来ていた。
「そういえばさ、近くの河川敷の方で今年もやるらしいよ！あれ！」
「あれ...？」
　天野さんが突然そんなことを言い出した。引っ越してそこまで経ってないから、あれとか言われてもわからない...
「そうか。アヤメちゃんも五百雀さんもまだ知らないか！今度花火大会あるの！」
「私は行かない」
「返事早過ぎでしょ！」
ケースケに突っ込まれてしまったが、本当に行きたくないんだ。暑いし、人多いから。
「五百雀さんはあんまり花火とか好きじゃないの？」
「人混みが好きじゃないんだ」
しかも、元々行く相手もいなかったしな。まあ、所謂ぼっちみたいな感じで今まで過ごしてきたから。
「そっか。私はみんなで行きたいな！」
「ですよね！ほら、Aも行くぞ！」
うわ、めんどくせ。てかいつからあいつは私を下の名前で呼んでるんだ。まあそんなに気にしてないからいいけど。
「僕も、みんなで行きたいな」
「お、トウマ珍しい」
トウマにまで言われるのか。トウマってそうゆうこと自分から行きたいって言うようなイメージじゃないよな。
「...分かったよ」
「よし、決定！」
　そうして花火に行くことになったが、少したりとも期待はしてない。でも、誰かと花火なんて行ったことないんだよな。どうなるか予想出来ないな。

〜

イラストも描こうかな...
更新頻度落ちるかもです。

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