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2話 同級生。そして ページ3

やっと放課後だ。もう質問攻めに疲れたところだ。さっさと帰ろう。夕陽に照らされた校内を歩いていると玄関に妙な人だかりを見つけた。全く。夕方なのにまだそんな体力が残っているとは羨ましい...
 と思っていたがその人だかりを避けようとすると信じられない光景を間のあたりにした。
「五百雀 Aファンクラブ会員募集中!」
そんなもの募集するな。私は何も聞いていないぞ...正直なんと言ったらいいか分からない気持ちになった。ファンクラブってどういうことだ。有名人じゃあるまい。どうしていいか分からなくなっていた時。
「なんだか大変だね」
「全くだ...ってえっと、あなたは...」
「姫野アヤメです」
 そうだった。自己紹介聞きすぎて誰一人として覚えられてないんだ。でもこの子は結構印象的であると思う。なぜなら周りと比べると軍を抜いて可愛いからだ。
「これから帰るの?変えるんだったら一緒に帰ろう!」
「それはいいけど...残りの方々は...」
アヤメの両隣にはおさげの女の子と教室で見た気がする男の子がいる。こちらもまた...名前を知らない。
「初めまして、私天野ナツメ」
「僕は月浪トウマ」
天野ナツメと月浪トウマか...覚えられるかな。姫野さんと月浪くらいはクラス同じだし覚えないとな。
「それにしてもすごい美人だね!ファンクラブが出来るのも分かるかも」
「残念ながら私には全く分からん」
「あはは、中々厳しいね」
「それじゃ、帰ろっか!」
 なんで知らない人と帰るんだろう...とは疑問に思ったが断りづらいために承諾し、4人で帰ることになった。3人は仲がいいのであろう話を弾ませている中、自分は全然ついていけなかったが。正直、私は馴れ合いが苦手だ。だから、あまり3人とも関わらないでいきたいのだが...
 突然、女の人の叫び声が聞こえた。強盗にでもあったのか?もし妖怪が絡んでいたら...面倒だな。人がいるのに。
「行こう!」
天野さんが走り出す。どういう神経しているのか。
「策でもあるのか」
「え?ないよ」
大丈夫なのか...自分たちが襲われたらダメじゃないか。ん、どうやらその心配はないようだ。
どうやら人に怪魔がとりついて暴れているらしい。これも、私がなんとかするべきだろう。
「どうなっているんだ...」
仕方ない。
「悪く思うなよ」
「五百雀さん...!?」

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設定タグ:妖怪ウォッチ , シャドウサイド , 月浪トウマ   
作品ジャンル:アニメ
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Milkcat(プロフ) - 珠華姫さん» ありがとうございます!楽しんでもらえるような小説が書けるように頑張ります! (2019年8月7日 22時) (レス) id: f6a5fa765e (このIDを非表示/違反報告)
珠華姫(プロフ) - すっごくおもしろいです!更新頑張ってください!無理はしないで下さいね。楽しみにしてます! (2019年8月7日 21時) (レス) id: 8b16303676 (このIDを非表示/違反報告)
Milkcat(プロフ) - kotorin♪さん» 感想ありがとうございます!更新遅くなってしまってますが、出来る限り更新するので読んでいただけると嬉しいです! (2019年7月28日 23時) (レス) id: 444fb6a5c2 (このIDを非表示/違反報告)
kotorin♪(プロフ) - 凄く面白いですね!続きが気になります!頑張ってください! (2019年7月28日 21時) (レス) id: cc2a8c7850 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Milkcat | 作成日時:2019年7月19日 10時

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