検索窓
今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:34,983 hit

18話 私も、僕も ページ19

帰り道にクラスの男子から突然下の名前で呼んでいいか聞かれたら女子は誰だって困惑するだろう。きっと、そんな感覚だ。一体、月浪...トウマは何を考えているのだろう。ただ、何だか不思議なこと言う奴だな。何となく...か。そんなあやふやな理由で私と仲良くなろうなんてそれこそ考えが分からない奴だ。つくづく怪しくもあるんだよな。きっとあいつも友達にするつもりだろう。それなら、どうなるかは...覚えていろよ。
 家のソファーに横たわる。別に疲れた訳じゃない。なんだか心にすっきり晴れない何かがあって、それが何か分からなくてモヤモヤしているだけだ。もう、ここ最近はなんだか調子狂わされる。どうしたらいいんだろうか。やっぱり私は妖怪探偵団なんかと絡んでないで一人の方がいいのだろうか。
「五百雀さんにも1人でいてほしくないなって」
誰かが話した訳じゃない。何となくトウマのその一言が頭に浮かんだ。1人でいることを望んでいたはずの私にこんなこと言っているんだ。だけどあいつは...変わったのか?あいつにも事情があって...
 そうだ、よく考えたら...なんで私はあいつに対して下の名前で呼んだんだ!?自分で言っておきながら全然分からないんだが!一体どうなっているんだ...
「意味が分からない...」

ートウマsideー

 僕はきっと全力なんだと思う。何に全力か。それは、Aに心を開いてもらうことに。何となく気づいたんだ。Aは妖怪探偵団いいる時、学校にいる時より表情が固くないような感じがするんだ。言葉では拒絶するけどきっと、心の奥底で孤独でいることの辛さと戦っていると思うんだ。許されない罪を犯した孤独な僕でさえ、助けてもらえたんだ。Aだって助けられるべきなんだ。だから...
「僕が君の光になれたらいいな」
 でも、僕とAじゃ全然違う。穢れていたところを助けられたのと、世界の救世主となる人を助けること。僕の経験じゃ限界がどこかでやって来る。もし、彼女が世界のために戦うとして、僕は何をしてあげられる?傍にいるだけじゃ、意味がない。
「僕はどうしたらいいんだ...」

19話 序章・覚醒の予兆→←17話 救世主に協力する人に


ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (33 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
35人がお気に入り
設定タグ:妖怪ウォッチ , シャドウサイド , 月浪トウマ   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Milkcat(プロフ) - 珠華姫さん» ありがとうございます!楽しんでもらえるような小説が書けるように頑張ります! (2019年8月7日 22時) (レス) id: f6a5fa765e (このIDを非表示/違反報告)
珠華姫(プロフ) - すっごくおもしろいです!更新頑張ってください!無理はしないで下さいね。楽しみにしてます! (2019年8月7日 21時) (レス) id: 8b16303676 (このIDを非表示/違反報告)
Milkcat(プロフ) - kotorin♪さん» 感想ありがとうございます!更新遅くなってしまってますが、出来る限り更新するので読んでいただけると嬉しいです! (2019年7月28日 23時) (レス) id: 444fb6a5c2 (このIDを非表示/違反報告)
kotorin♪(プロフ) - 凄く面白いですね!続きが気になります!頑張ってください! (2019年7月28日 21時) (レス) id: cc2a8c7850 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Milkcat | 作成日時:2019年7月19日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。