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ついに、ついにやったで!!
俺の横で楽しそうに話をしてくれるAちゃんに相槌をうちながら幸せを噛み締める。正直ここまで上手くいくとは思わなかった。彼女を騙すような行為に少し胸がチクリと傷んだがなりふり構っていられないのだ
そう、彼女を1番最初に見つけて好きになったのは俺なのだ。それなのに彼女は隣の席と言うだけでゾムと仲良くなってしまった。そのせいという訳ではないがゾムが常にベッタリとしているから安易に2人っきりになれない
しかもゾムに「なんでそんなに仲良くなっとんねん!!」と詰め寄ったらAちゃんが他の生徒に絡まれて困っている所を助けたなどほざいていた
もし今の俺が「柏木さーん!!俺と友達になってや!!」とグイグイ行っては彼女を困らせてしまうのは目に見えて分かる
俺とAちゃんはクラスも違うし気軽に話しかけるきっかけがないのだ
だが俺は天才シャオロン様やからな!ビビっと閃いたんや!
そう、それは彼女の唯一の女友達として彼女と接する事だった。彼女が入学して1か月、彼女はゾムとしか仲良くできていないのは把握済みだ。というか今年共学になったばかりの学校で女子は1つ下の学年しかいないし数も少ない。仲良くなるのはとても大変なのだ
まあ彼女に咄嗟に同学年と言ってしまいもしこの学年に彼女しか女子生徒がいないとバレてしまえば終わりなのだが頑張って誤魔化せばなんとかなるだろう、多分
だがそんな心配をよそに彼女は俺を喋る事ができない女友達として接してくれる。
俺がスマホを打つのをニコニコしながら待ってくれたり
俺が彼女の話に笑うと嬉しそうにしてくれる
我ながら作戦が上手く行きすぎている
他の奴らにこんな事は毛頭できまいと脳内のイツメン達に鼻で笑ってやった
「あ、シャオちゃん葉っぱついてるよ」
「...!」
「ふふ、取ってあげる」
するりと、彼女の手が俺の髪の毛に触れる。
その仕草に見とれていると彼女が俺と目線を合わせて微笑む
「シャオちゃんの髪の毛、サラサラで綺麗だね」
綺麗なのはあんたの方やろ
そんな言葉をグッと飲み込んでスマホに『ありがとう』と打ち込む、頬が熱くなるのが分かる
彼女に触れられる事が嬉しくてたまらない
彼女にもっと触れられたい
そんな願いが伝わったのか彼女の手がまたこちらに伸びてきた、少し驚いて肩が跳ねる
そんな事もお構いなしに彼女の顔が近づいてくる
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りす(プロフ) - うわぁ、すっごく好きです、。めっちゃ気持ち悪い顔しながら見てます。めっちゃ好きなんで頑張ってください！ (9月21日 16時) (
レス) id: 6cf6d64f42 (このIDを非表示/違反報告)
ゆせ(プロフ) - 伊織さん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです..指差し確認頑張ります() (2023年3月24日 15時) (レス) id: 3d9dcf08fa (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - すっごく刺さりました！！！確認頑張ってください！！！ (2023年3月23日 18時) (レス) @page14 id: f7b48c76f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆせ | 作成日時：2023年3月21日 17時
