僅かに生まれた感情 ページ7
『ん...けんにぃ
ゃだ...ゃ...行かないで!』
そこで、Aは目が覚めた。スティンガーと地球の調査後、オリオン号に戻ってきたAは、嫌な夢ばかり見ていた。自分の故郷を追い出された日のこと、実の兄と兄のように思っていた人の裏切り、両親の死など、今まであった嫌なことが走馬灯のように夢に出てくるのだ。
『はぁ...1人は嫌だよ』
Aは、もう1度眠ろうと思ったが、出来ず、オリオン号の外に出て星を眺めることにした。
その後少しすると、たまたま目を覚ましたナーガがその姿を見つけた。
「...A?」
Aはこんな時間に、名前が呼ばれたことに驚き、声のした方に顔を向けた。
『...ナーガ』
「...なに、してるんだ?」
『...眠れなくて
星を、眺めてたの...』
それを聞いて、ナーガはAの隣まで移動してきた。
「...あまり、見えないな」
『...うん』
それ以上、会話は続かなかったが、ナーガは何となくAの横に腰を下ろして、一緒に星を眺めることにした。少し経つと、Aが泣き始めた。
「...A?」
『ご、ごめん
止まんなくて
すぐ、泣き止むから...』
ナーガはAが、何に泣いているのか分からなかったが、気がつくとAを抱きしめていた。ナーガは自分の行動に驚いたが、泣き続けているAをみると、そのまま抱きしめ続けた。
しばらくすると、Aは泣き疲れたのかそのまま、ナーガの腕の中で眠ってしまった。
そして、ナーガは自分のとった不思議な行動と、僅かに生まれた感情に疑問を抱きつつ、そのまま朝まで寄り添ったのだった。
―――――――――
なぐさです。完全にナーガに寄っていってます。タイトル、変えたほうがいいかなとまで、思い出しました。もしかしたら、変えるかもです。他の方の恋愛などが読みたい方はスーパー戦隊 短編にてリクエスト募集中です。それでは、また。
27人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
零∞(プロフ) - なぐささん» レスありがとうございます! 分かりました!ゆっくりと楽しみにしています♪笑 (2017年3月20日 10時) (レス) id: 69fc264db9 (このIDを非表示/違反報告)
なぐさ(プロフ) - 零∞さん» コメントありがとうございます。ナーガ良いですよね。一応はナーガとの展開を考えているので、ゆっくり書いて行こうかなーと思ってます。更新頻度は低めとなりますが、ゆっくりと待っていただければと思います。 (2017年3月20日 9時) (レス) id: 733d84188b (このIDを非表示/違反報告)
零∞(プロフ) - 初コメ失礼します! うちもキュウレンジャーが好きで、ナーガさんが1番好きです! ナーガさんとの展開があるかな~と期待しています! 更新頑張って下さい! (2017年3月20日 8時) (レス) id: 69fc264db9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:なぐさ | 作成日時:2017年3月17日 18時