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You side
「Aのペースで話してあげてねって言ったばっかだったでしょ！」
「そんな怒らんでもええやんか〜…」
私がだいぶ混乱していたからなのか、現在らんらんがオスマンくんに説教している。
いや、あれは人慣れしていない私にも非があるのだけれども…。
それも何分か続いたあと、はぁ、とらんらんは溜息をつく。
『…そんなに怒らなくてもいいと思うんだけどなぁ…私』
「Aは優しすぎるの」
『ええ』
明らかにしょんぼりとしたような、というか項垂れているオスマンくんに目をやる。
悪い人…じゃあないのだ、多分。
ただ少し押しが強くてどうしたらいいかわかんなかったというか。可愛い、なんて、言われ慣れてないから驚いたというか。
「ごめんなぁAちゃん…」
『えっ、あ、本当に大丈夫ですよ！？』
ていうか謝られるのはそんなに好きじゃないのよなぁ…！！
慌てて肩をそっと押して頭を上げさせれば、意外と顔が近いことに気付く。
本当に綺麗な顔しているなぁ、なんて場違いな事を考えてしまって、ちょんちょんっと頬を突かれた。
「そんなに見つめられたら照れちゃうめうっ」
『ｳﾜｯ顔面の暴力』
可愛いか。てか反省してるか貴方？？
にこりとあざとく笑った彼に、咄嗟にさっと下がってらんらんの後ろに隠れる。なんとなくだ。でもなんだか危機感を感じた。
そんな体制で少し話をしていれば、ふと。私の名前を呼ぶ声がした。
なんだろう。特に用事はなかったはずだけど。
声がしたのは上の方から。校舎のどこかの窓から声をかけられたらしい。
顔を上げれば、見慣れた狐面が。
『くられ先生！！どうかしましたかー！』
恐らく実験室から顔を覗かせたのは、最近お世話になっているくられ先生である。
「あ、いた。ちょっと部活のことで連絡あるから来てくれないかなー！」
腕で大きな丸を作れば、頷いて先生は教室へ戻っていく。なんだろう、明日のことかな？
「ん？なんでくられ先生？」
「あれ、ひとらん知らんの？育児休暇中の先生に変わって美術顧問しとるんやろ、確か」
のんびりと会話をしていて、なんだかこの和やかな空気を去るのは悲しいなぁなんて思う。だが仕事は仕事じゃなくて部活は部活なので。
2人に手を振り校舎に入るために駆け出して……はっとし、振り返る。
『あっ、そうだ…オスマンくん！デー…んんっ。お出かけの件は、私の敬語がとけたらでお願いします！！』
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森樂(プロフ) - ライアさん» 名推理！わかっていただけて安心しました、大正解です！！ (2020年12月25日 6時) (
レス) id: 319bfda70e (このIDを非表示/違反報告)
ライア(プロフ) - なるほど、名探偵のようなポーズ…実写動画でのお決まりポーズですよね？！ (2020年12月24日 22時) (レス) id: a00b590788 (このIDを非表示/違反報告)
森樂(プロフ) - 小豆さん» 私も美術部員ですこんにち((ありがとうございます、引き続きよろしくお願いします！！ (2020年12月23日 21時) (レス) id: 319bfda70e (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - 同じ美術部員ですどう(((めちゃ神作ですね！！（確定）これからも更新応援しています！ (2020年12月23日 11時) (レス) id: 73726d907e (このIDを非表示/違反報告)
森樂(プロフ) - つむ(^p^)**さん» ありがとうございます嬉しいです（号泣）作品の展開的にキャラに偏りありますが続々と出せていけたらなと思うので（願望）これからもどうぞよろしくお願いしますー！ (2020年12月21日 15時) (レス) id: 319bfda70e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：森樂 | 作者ホームページ：https://twitter.com/Sinra_ura_d?s=06
作成日時：2020年12月3日 23時
