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You side
「先生！Aさんやります！」
『本当にやるんだね…』
意外に押しの強い子だった。びっくり。
生徒会らしい金髪の男子と、ブタのピンをつけた茶髪の男子がすでにスタンバイしている。どちらも爽やかイケメンだ。は〜絵になりますね…。
実を言えば去年はこの時期少し怪我をしていたから、体力測定で走るのは初めてと言っても過言じゃない。中学生の頃？ノーカンだよ。
正直辞退したいところだが、綾ちゃんの押しも強いし断れないし、なにより早くしろよとでも言うように生徒会2人に若干睨まれていることに気付いて泣きそうにならながら位置につく。
2人を目立たせたいので早く走る気もないが、運動が得意なら普通に走っても大丈夫かなとか。
というかもう訳わからないし低い評価つくの嫌だから走るよ！！もう！！
先生の掛け声に、屈伸して手足を軽くならしてから屈む。…そして。
ﾋﾟ!!というホイッスルの合図で、走り出す。
横を見る余裕もなく走り、あっという間に走り終えた。ストップウォッチの係生徒に聞けば、言葉が出ない、みたいな雰囲気でタイムだけ見せられる。はえー速くなったかも。
少し喜んでいると、なぁと声をかけられた。
振り返れば案の定先程の生徒会の人で、内心焦る。そういえば彼らいつゴールしたんだ……え、は？どうしよう、何言われるんだ…！！
身構えつつ見返せば、ずんずんと近付いてくる。そしてそのまま、
『ひぃ』
肩をがっしりと掴まれた。なぜ。
「お前めっっちゃ速いやんけ！！何秒！？」
『う、え、ぁー…えっと、ろく、6.38…』
「はぁ〜〜っ！マジか！流石に勝ってるとはいえギリやなぁ…！ホンマにお前女子か！？」
『ｯｽｰｰ』
とりあえずぶんぶん頷く。
流石にそんな私を見兼ねたのか知らないが、ブタピンの人が呆れた様子で近付いてくる。
「そろそろ離したれシッマ」
「お？あぁせやな、すまん」
ぱっと話され、少しだけ距離を取る。
怖い。怖すぎる。生徒会みんなこうなの？
「いやぁ、しっかし、シッマも遅なったんちゃうかぁ？」
少しずつとる距離を広くしていれば、ブタピンの男子がけらけらと笑った。お主煽りよるね、才能あるよ。
「はぁ〜？シャオさんも然程大差ないやろ」
「ふーん言うたな！俺また伸びたんでぇ！」
「なにぃ！？」
段々と口論(？)になり、2人の世界を築きあがていく。よしよしそのままでいてくれよ…！！
言い合う2人をよそ目に、そっと逃げ出した。
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森樂(プロフ) - ライアさん» 名推理！わかっていただけて安心しました、大正解です！！ (2020年12月25日 6時) (
レス) id: 319bfda70e (このIDを非表示/違反報告)
ライア(プロフ) - なるほど、名探偵のようなポーズ…実写動画でのお決まりポーズですよね？！ (2020年12月24日 22時) (レス) id: a00b590788 (このIDを非表示/違反報告)
森樂(プロフ) - 小豆さん» 私も美術部員ですこんにち((ありがとうございます、引き続きよろしくお願いします！！ (2020年12月23日 21時) (レス) id: 319bfda70e (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - 同じ美術部員ですどう(((めちゃ神作ですね！！（確定）これからも更新応援しています！ (2020年12月23日 11時) (レス) id: 73726d907e (このIDを非表示/違反報告)
森樂(プロフ) - つむ(^p^)**さん» ありがとうございます嬉しいです（号泣）作品の展開的にキャラに偏りありますが続々と出せていけたらなと思うので（願望）これからもどうぞよろしくお願いしますー！ (2020年12月21日 15時) (レス) id: 319bfda70e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：森樂 | 作者ホームページ：https://twitter.com/Sinra_ura_d?s=06
作成日時：2020年12月3日 23時
