オフの日 ページ7
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ある日の休日、せっかくオフの日なのに8時に電話があり出た。
『…はい』
梅原「お前今どこ」
『へ?梅ちゃん?え、なにどうしたの』
梅原「今日出掛ける約束だったろ」
『 あ、忘れてたごめん今行く』
梅原「……急がなくていいから気をつけて来いよ」
梅ちゃんはそう言って電話を切った。
『優しいんだか冷たいんだか……』
そして私は軽くメイクをして待ち合わせ場所へ向かった。
『ごめんねお待たせ』
梅原「ん、」
梅ちゃんと向かったのは水族館。
付き合ってるわけじゃないし私は別にいいんだけど
彼女と来たかったんじゃないかとか余計なことを考えてしまう。
『ねえ、ほんとに私でよかったの?彼女とじゃなくて』
梅原「彼女いたらお前とは来ねぇよ」
『じゃあいないんだ』
梅原「彼女いてお前と水族館来てたら大問題だろ」
『それもそうか』
『まあ梅ちゃん○貞だもんね』
梅原「うるせーな」
その日は自分が芸能人ってことを忘れて思いっきりはしゃいだ。
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『送ってくれてありがとう。気をつけて帰ってね』
梅原「ん。じゃあな。」
そう言って梅ちゃんは帰って行った。
『…ほんとに優しいんだか冷たいんだかわかんないよねえ』
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作者名:蒼空 | 作成日時:2021年4月20日 23時