アムネシア【ヴィランズ手下】

32.どう思ってる？ ページ34

ef「…俺達のことどう思ってる？」


『え？』


突然の質問につい聞き返してしまう。

喋るなんて思ってなかった。


ef「質問だ質問、どう思ってる」


『…えっと…皆優しくて、とても好きです…？』


ef「は？」


『アップルさんは料理を手伝ってくれて、マルフィさんには魔法を見せてくれました。ジャックさんとダルさんとはお散歩したり楽しいです』

jh『あれ、こいつは？』

『えっと、エイトフットさんとはまだあまり話せてないので...これから仲良くなりたい、かなぁ…』


ef「あぁ、そうか。それじゃあ俺は仕事に戻る、じゃあな。」


エイトフットさんの質問にこの答えが正しかったのかはわからない。
でも彼は、少し不満そうに立ち上がった。

やはり、エイトフットさんは1番何を考えているのか分からない。


jh「えー、行っちゃうの？」


ef「俺は忙しいんだよ。お前は大丈夫なのかよ」


jh「今はね〜


それよりさ、ねえねえA！このお菓子食べてほしいんだけどさ！」


『えっ、あっはい！』


ef「…ジャック、程々にしろよ」


jh「一応、耳には入れておくよ。」


今日ずっと2人の会話にはついていけてない。


何の話をしているのか、私が関わっていることは変わってるけどよくわからない。


こんな時にマルフィさんがいたら助け舟出してくれたかなーなんて考えながら、さっき渡された英語が書いてあるクッキーを口にした。

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