アムネシア【ヴィランズ手下】

13.その時考えてたこと(side:ef) ページ14

『エイトフットさーん？起きてくださーい』


気持ちよく寝ていた所を誰が起こそうとしている。


『起きてください！！朝ですよ！！』


そう言って俺の体を揺さぶる誰か


目を開ければ分かるが開けたくもなかった。

朝食なんて食わなくても仕事はできるから寝かせてくれ。


ef「…誰だ…」


『Aです、アップルさんとに頼まれて起こしに来ました』


オリヴィア…？あぁ、あいつか…


優等生め、みんなで食べるってのまだやんのかよ…



" ジョーさん "




ふと聞こえたその声は、前に聞いた声。


ef「……り…」


俺のタコ足が勝手に動いたみたいで、アイツは俺のベッドの中に入ってきやがる。


『…何寝ぼけてるんですか…おきてくださーい』


なぜだか俺は抱きしめてしまっていた。


ef「…」


なぁ…

その顔でその声なのに

なんでお前はお前じゃないんだ…？

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