story 31 ページ32
瑠花と瑠都が産まれて3ヶ月が過ぎた。やはり鬼に成長はないが、人間は成長するため、ハーフの2人は成長するのが早かった。今の2人の姿は人でいうと6歳ぐらいになっている。半月に1つ歳をとっているみたいだ。今ではもう言葉も上手く喋ることができる。よく2人で家の中で追いかけっこをしているのを見かけて自然と頬が緩んでしまう
「かあさま!」
「どうしたの?瑠花」
「ぎゅーして!」
「るかだけずるいよ!ぼくもぎゅーして!かあさま!」
「ふふっ、はいはい」
両腕を広げると途端笑顔になって私に抱きついてくる2人。ぎゅっと強く抱きしめるとくるしいよーっと言いながらはしゃいでいる。2人の頭を撫でていると瑠都の身体がふわっと浮いた。1週間ぶりにやってきた童磨さんが瑠都を抱き上げたようだ
「どうま!!」
「こらこら歳上に呼び捨てをするな。やあ、A殿、元気にしているかな?」
「ご無沙汰してますね、童磨さん。私もこの子たちも元気ですよ」
「うむ。それが1番良いことだ」
瑠都は童磨さんに抱っこされて嬉しいのだろう。きゃっきゃとはしゃいで笑っている。童磨さんも嘘なのだろうが笑ってくれているため、私も無意識に口角が上がった
「それはそうと、今日は猗窩座殿も来てくれているのだぞ!」
「ほんとだ!あかざ!!」
鬱陶しそうな顔をしながら縁側から顔を出したのは猗窩座さん。2人を産んだ後無理矢理童磨さんが連れてきた。今日も多分無理矢理だろう。猗窩座さんを見つけた瑠花と瑠都は2人揃って彼の元へと走る。鬼である2人を嫌っている様子ではないので安心はしている
「A殿」
「...はい?」
「先程元気と言ったが、あれは嘘だね?」
2196人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黛パフェ(プロフ) - 自分のことを愛して必要としてくれる累を最終的に選んだ、ということになります。もし累ではなく炭治郎と先に出会っていたら炭治郎を選んだと思います!というような感じです! (2021年10月27日 18時) (レス) id: 8c9d1a6f15 (このIDを非表示/違反報告)
黛パフェ(プロフ) - ありあさん» 作品を読んでくださり、ありがとうございます。私の中では、人間の自分を助けて必要としてくれた累に依存してしまっていて好きだと思い込んでいる時に炭治郎に一目惚れをしてしまった、という感じですね。炭治郎が夢主を好きだというのを夢主は知らない訳ですから (2021年10月27日 18時) (レス) id: 8c9d1a6f15 (このIDを非表示/違反報告)
ありあ - とても面白かったです。一つ疑問に思ったのが炭治郎に一目惚れしたのに地獄で累にあった時恋焦がれていたと書いてあります。ということは夢主は二人を同時に好きだったということですかね? (2021年9月20日 16時) (レス) id: afb0d23f81 (このIDを非表示/違反報告)
黛パフェ(プロフ) - あやりんさん» 見てくださってありがとうございます。地獄でもラブラブしてて欲しいです笑。本当にありがとうございました! (2020年7月24日 19時) (レス) id: d3f83fb575 (このIDを非表示/違反報告)
あやりん - 感動しちゃいましたーー!!(泣)地獄に、堕ちて、会うなんて。。。もう泣くしか無い!!! (2020年7月24日 17時) (レス) id: 5191a250c9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:パフェ | 作者ホームページ:
作成日時:2019年8月14日 12時