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story 17 ページ18

炭治郎side


女の子の叫び声が聞こえてその方向に向かってみると、町で出会った女の子を姫抱きしたまま俺たちを見下ろしていたあの鬼が仲間の鬼を傷つけていた。じっと見つめていると気配に気づいたのかあの鬼が話しかけてくる


「お前は僕のAを奪った。絶対に許せない...死ねっ!」


そう言って糸を出してくる。俺は襲いかかってくるそれを避けながら鬼へと近づいていった。それよりも、俺がいつ奪ったと言うのだろうか。彼女は誰よりもあの鬼を愛しているはずなのに


「奪ったなんて勘違いだ!純粋にお前を愛する彼女を俺が奪えるわけがないだろう!」

「は?...ああ、お前は知らないよね。僕といる時、子作りしている時だってAの意識がうわの空になる時がある。お前と出会ってからだ!Aを悩ませる原因のお前は絶対に殺してやる」


大量の糸が俺を襲う。ダメだ、間に合わない、そう思った矢先、俺を庇った禰豆子が深い傷を負って倒れ込んだ。いきなり出てきた禰豆子を見た2匹の鬼は驚いて固まっている。俺は禰豆子を連れて近くの木の影に身を隠し、引きちぎれそうな左腕を必死にくっつける


「っくそ、くそっ!傷が深いっ...」

「うぅ......」


鬼だと言っても痛みは感じるのだろう。苦しそうな声を出しながら痛みを我慢している。怒りを顕にしながら鬼を睨みつけると鬼はぶつぶつと小言を言い続けており、もう一体の鬼と言い争いをし始め終いには糸でその鬼を吹き飛ばす。顔を真っ青にしながら走り去る鬼に構わず、俺たちに話しかけてきた


「君の妹を僕にくれたら、Aを奪ったことは許してあげる。だから頂戴?」

「何を言っているのかわからないな」


なぜ禰豆子をお前なんかに渡さなければならないんだ。恐怖で押さえつけられる絆など本物ではない。そう伝えると先程と同じように鬼は怒る


「別にいいよ、無理矢理奪うから」

「禰豆子は絶対に渡さない!」




もし彼女が本当に鬼を愛していないのなら、救うことはできるのだろうか

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黛パフェ(プロフ) - 自分のことを愛して必要としてくれる累を最終的に選んだ、ということになります。もし累ではなく炭治郎と先に出会っていたら炭治郎を選んだと思います!というような感じです! (2021年10月27日 18時) (レス) id: 8c9d1a6f15 (このIDを非表示/違反報告)
黛パフェ(プロフ) - ありあさん» 作品を読んでくださり、ありがとうございます。私の中では、人間の自分を助けて必要としてくれた累に依存してしまっていて好きだと思い込んでいる時に炭治郎に一目惚れをしてしまった、という感じですね。炭治郎が夢主を好きだというのを夢主は知らない訳ですから (2021年10月27日 18時) (レス) id: 8c9d1a6f15 (このIDを非表示/違反報告)
ありあ - とても面白かったです。一つ疑問に思ったのが炭治郎に一目惚れしたのに地獄で累にあった時恋焦がれていたと書いてあります。ということは夢主は二人を同時に好きだったということですかね? (2021年9月20日 16時) (レス) id: afb0d23f81 (このIDを非表示/違反報告)
黛パフェ(プロフ) - あやりんさん» 見てくださってありがとうございます。地獄でもラブラブしてて欲しいです笑。本当にありがとうございました! (2020年7月24日 19時) (レス) id: d3f83fb575 (このIDを非表示/違反報告)
あやりん - 感動しちゃいましたーー!!(泣)地獄に、堕ちて、会うなんて。。。もう泣くしか無い!!! (2020年7月24日 17時) (レス) id: 5191a250c9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:パフェ | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年8月14日 12時

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