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灰色灰色曇り空。薄汚いねずみ色。
そんな日そんな日、海見れば、鼻の奥と目がツンとします。なんの呪いだ。
あそこに入って、進んでいったなら、間違いなく死ねるでしょう。
でも、やだね。
塩っぱいじゃないか。塩水なんて痛いじゃないか。冷たいじゃないか。入水なんて苦しいね。
嫌だ嫌だ。
運ばれてくるコース料理。少し奮発だ。
最初、前菜。くらげとワカメ。
やだやだ。酸っぱくって嫌いだね。え？贅沢だって？子供だもん。なんて、なんてね。
豪華な料理。それを運んでくる洗礼された動きに妙にムカついた。なんとも子供らしい。
やめてくれ。こんな酸っぱいもの、鼻の奥がまたツンとしやがるじゃあねぇか。
曇り空、暗い海、目に入ると痛くなる。目がツンとしやがるじゃあねぇか。
何、嫌いなだけだ。何も辛くなんかありません。
けど不吉でありますね。明日は、明後日は、未来の全てが辛そうであります。
神よ、不公平じゃあないですか？
こんな努力もしない、未来も見出せないクズが、どうしてこんなに美味い飯を食えるのでしょう？
そうしたら、遥か遠い国の貧乏な良い子にお与えください。
幸せすぎて不幸です。
苦しんでいる子が贅沢すれば良いのです。
努力してる子が美味い飯を食えば良いのです。
私が食っても、罪悪感と背徳感から喉がモヤモヤとして味なんかとてもじゃないけど味わえません。
こんなクズには、何も与えるべきじゃあないんです。
心の綺麗な誰かに、お与えください。
ええ、ええ。夢を見れる素敵な人に、幸福を。
こんなクズは早く始末してしまえばいいのです。
運命を与えてくだされば、私はすぐにでも消えましょう。
涙を流して言いました。汚い涙でございます。人に見られれば、怪訝されてしまいますので、一人で背負って泣きました。
「不公平だ…」
それは、こんな自分より苦しんでいる者がいるのに、自分は贅沢をしている罪悪感からの言葉でした。
そして、我儘なことに、普通であることへの嫌悪でございます。例えすごく貧乏であって、才能を持っていたなら、私はどんなに嬉しいか。
悲劇をください。
才能をください。
喜劇をください。
特別をください。
何故こうも人は違うのですか？！
お教えください。
いえ、誰も教えてくれません。答えなどありません。
それでも考えてしまうのです。《もしも》を。
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魅月 桜花(プロフ) - 弓月さん» そうですね。辛いことがまたあったら相談に行かせてください。あなた様も何かありましたら私は絶対ボードにてお返事いたします。優しいお言葉、本当にありがとうございます。コメント、本当に嬉しかったです。 (2018年6月8日 20時) (
レス) id: bb7045b574 (このIDを非表示/違反報告)
魅月 桜花(プロフ) - 弓月さん» 私と同じような環境の方も確かにいるんですね。コメントありがとうございます。偽善なんて思っていませんよ。それに、偽善かどうかは私にとって対して大切ではないのです。どんな理由であり、手を差し伸べてくださっているのですから。 (2018年6月8日 20時) (レス) id: bb7045b574 (このIDを非表示/違反報告)
弓月(プロフ) - 偽善だと思われると思いますが…何かあったら、私にも相談してくれませんか？頼れる人がいるというのが、相談できる人が1人でも多い方が少しでも…あなたの心を軽くできるのではないかと思いましたので…あ、無視してくださっても構いません (2018年6月8日 19時) (レス) id: 32509f2cb7 (このIDを非表示/違反報告)
弓月(プロフ) - 私は今、中学生ですが家族に天才と言われる者が私以外に大量にいます…。私は家族の中で孤立しています。理由は…コメント欄ですし、言いませんが。とにかく、私以外にもそういう方がいると知り、少し心が軽くなりました。 (2018年6月8日 19時) (レス) id: 32509f2cb7 (このIDを非表示/違反報告)
魅月 桜花(プロフ) - 曼珠沙華さん» 実際、この小説であなた様に何かを伝えることができましたから。もし、何か聞いて欲しいことがあったらいつでもボードに来てくださいね。無理にではないですよ。ただ、私はこの小説であなた様を含めた読者様に話を聞いていただいてるので。 (2018年2月28日 16時) (レス) id: bb7045b574 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魅月 桜花 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/c1f02e14681/
作成日時：2018年1月22日 16時
