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最初は普通に引っ掻いたような痛み。次にスースーと空気が当たって不思議な感じだ。
後悔はない、けど満たされたわけでもない。
この行動に意味なんて無いのか…気付いた時には遅かった。
でも徐々に慣れてきて、痛くても慣れるのだと。この冷たい空気が当たる感じを慣れてしまうのだ。
私はあえて手首の傷を隠さなかった。つくはずがないであろう場所の傷。転んだというわけでもなさそうに綺麗に線になっている。
それはぱっと見でわかるもので、私は気づいて欲しかった。
初めての時もそうだった。片方の手には引っかき傷、もう片方にはシャーペンでの傷。
分かり易すぎたのに親は気づかない。
所詮は子供の考えで、可愛らしくいうと親に見てもらいたかった。そうだったんだろう。
私の見ている世界は少なくて、ある日先輩から聞いた。
その先輩はゆるくて、毒舌だけど優しくて面白くて、好きだった。
ちょっと変わった人だったけど、私はその変わったところが面白くて好きだった。
ある日先輩は、自分を痛めつけるのがいいとかい何とか言ってた気がする。
それで自分のやっていることを調べたら精神病に当てはまる内容だったと軽そうに話してくれた。(チャラいというわけではない)
手にはシャーペンで刺した傷。
『(私と同じか)』
私が見ていた世界は、誰かが必死にクズをまとめて隠したものだったんだ。
そう気づいた瞬間、また一つ複雑に思えた。
昔は周りがおかしい。そう思っていたのに、今では自分も皆も狂っているのだと思っている。
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魅月 桜花(プロフ) - 弓月さん» そうですね。辛いことがまたあったら相談に行かせてください。あなた様も何かありましたら私は絶対ボードにてお返事いたします。優しいお言葉、本当にありがとうございます。コメント、本当に嬉しかったです。 (2018年6月8日 20時) (
レス) id: bb7045b574 (このIDを非表示/違反報告)
魅月 桜花(プロフ) - 弓月さん» 私と同じような環境の方も確かにいるんですね。コメントありがとうございます。偽善なんて思っていませんよ。それに、偽善かどうかは私にとって対して大切ではないのです。どんな理由であり、手を差し伸べてくださっているのですから。 (2018年6月8日 20時) (レス) id: bb7045b574 (このIDを非表示/違反報告)
弓月(プロフ) - 偽善だと思われると思いますが…何かあったら、私にも相談してくれませんか？頼れる人がいるというのが、相談できる人が1人でも多い方が少しでも…あなたの心を軽くできるのではないかと思いましたので…あ、無視してくださっても構いません (2018年6月8日 19時) (レス) id: 32509f2cb7 (このIDを非表示/違反報告)
弓月(プロフ) - 私は今、中学生ですが家族に天才と言われる者が私以外に大量にいます…。私は家族の中で孤立しています。理由は…コメント欄ですし、言いませんが。とにかく、私以外にもそういう方がいると知り、少し心が軽くなりました。 (2018年6月8日 19時) (レス) id: 32509f2cb7 (このIDを非表示/違反報告)
魅月 桜花(プロフ) - 曼珠沙華さん» 実際、この小説であなた様に何かを伝えることができましたから。もし、何か聞いて欲しいことがあったらいつでもボードに来てくださいね。無理にではないですよ。ただ、私はこの小説であなた様を含めた読者様に話を聞いていただいてるので。 (2018年2月28日 16時) (レス) id: bb7045b574 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魅月 桜花 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/c1f02e14681/
作成日時：2018年1月22日 16時
