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優しい声で名前を呼んでそっと私の頬を両手で包んだ。
亜嵐くんの手はヒヤッとしてて冷たくて。
だけど。
『っ亜嵐くん、』
亜「目、少し腫れてる。泣いてた？｣
いつもの冷たい口調ではなくとても優しい。
声も表情も目も全部。
全部全部優しかった。
その優しさで泣きそうになる。
それを必死に堪えた。
『まさか、、、。』
亜「だって目が赤いし。｣
『、、、っ。』
亜「泣いてたでしょ？｣
亜嵐くんはそう言うとすごく悲しそうな顔をした。
なんでそんな顔するの？
どうして？この家から私が出ていくから？
『っ泣いてない、、、、です、。』
亜「、、、。｣
亜嵐くんは、、、亜嵐くんは少しだけでも。
ほんとに少しでもいいから私がこの家にいないことを寂しいって、そうおもってくれているのかな。
もし聞いて"寂しくなんかない"って言われたら悲しいから言えないけれど。
でも、、、矛盾してるけれどそう言ってくれないと。
私は、、、きっと、、、、。
『亜嵐くん。』
亜「ん？｣
『ほんとに今までありがとうございました。』
亜「、、、。｣
『とっても、、、っとっても、、、。』
"楽しかった"
その言葉を言う前に。
『、、、、っ！』
亜嵐くんに抱きしめられた。
とっても強く。そして優しく。
びっくりして次の言葉が出なかった。
亜「ありがとう。｣
『っ』
亜「元気で。｣
亜嵐くんがそう言った瞬間、私の涙腺は崩壊した。
涙が滝のように溢れた。
亜「っA？｣
亜嵐くんが驚いたように私の顔をのぞき込む。
亜「泣いてるの？｣
私はふるふると首を振った。
亜「、、、、A。｣
『亜嵐くんも、、、元気でっ、、、、。』
亜「、、、。｣
『、、ふっ、、、あのっ、、、涼太くんのお家でお世話になります、、、っ涼太くんのこと、好きなのでっ、、、。』
嘘。亜嵐くんのことが好きなの。大好き。
『折角の機会だから、、、っ、、、とっても楽しみですっ、、、。』
嫌。本当はこの家を離れたくなんかない。ずっとここにいたい。
『ほんのちょっとだけ、、、寂しいっ、、けど。』
嘘。ちょっとどころじゃない。すごくすごく寂しい。
『亜嵐くんとは、、、学校で会えるのでっ、、、もし会ったら、、、お話、、、っ、、しましょう、、、っ。』
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さのひな。(プロフ) - wanaさん» これから亜嵐くんが積極的になります！お楽しみにしててください！！ (2018年8月2日 19時) (
レス) id: 1d540c02f4 (このIDを非表示/違反報告)
wana - ひき止めちゃう(。>д<) 両思いなのに離れてしまうのか(>_<)さぁどうなる？どうなる？！ (2018年8月1日 20時) (レス) id: 6b71f40621 (このIDを非表示/違反報告)
さのひな。(プロフ) - wanaさん» これから行動起こしていくと思います！！期待していてください！あのGENE犬グッズ欲しいです！！早く商品化して欲しい！！プリレジェも欲しいなぁ〜笑 (2018年8月1日 13時) (レス) id: 1d540c02f4 (このIDを非表示/違反報告)
wana - 切ないですね(。>д<)亜嵐ちゃんどうする(>_<) UEOキャッチャーでGENE高のgene犬ぬいぐるみが(^_^)vでも普通に販売していただきたいですな。プリジェレグッズもonlineで (2018年7月31日 21時) (レス) id: 6b71f40621 (このIDを非表示/違反報告)
さのひな。(プロフ) - かたつむりさん» ありがとうございます！隼くん好きなんですか！私の目標は全メンバーとの小説を書くことなのでいつか隼もかけたらいいなーって思います！これからも更新楽しみにしていてください！ (2018年7月31日 21時) (レス) id: 1d540c02f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さのひな。
| 作成日時：2018年7月17日 14時
