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その瞬間私の目からこぼれ落ちる涙。
亜嵐くんの優しさが本当に嬉しくて。
その優しさに"恋"という感情がなくても。
このまま時間が止まってしまえば。
そう感じた。
その日、私は亜嵐くんと一緒に家へ帰った。
そして、次の日までずっと眠りについていた。
裕「お邪魔しまーす。」
『あ、裕太!わざわざごめんね?』
裕「A!大丈夫やったか?」
亜嵐くんに言われて私は3日ほど学校を休むことになった。
白濱家の知り合いのお医者さんがわざわざ家にまで来てくれて診察してくれた。
正直、どこにも怪我なんてしてないし大丈夫なのに、、、。というのが私の本音。
今日は裕太がお見舞いに来てくれた。
メールで休むことを伝えるとすぐに《見舞い行く!》と帰ってきた。
裕「ほんまに大丈夫か?あ、これAが好きなプリン。」
裕太が私に尋ねながらプリンを机の上に置く。
『あ!これ好きなの!ありがと!』
裕「お前の好きなもんやったら何でもわかるわ!俺お前の幼馴染やぞ?」
裕太には嘘はつけない。
幼馴染だから。
私はこの間のことを話すことにした。
危なかったけど何ともなかったこと。
、、、そして亜嵐くんが助けてくれたこと。
裕太は最初びっくりして次第に怒りの目に変わっていった。
裕「ホンマになんやねん!、、、だけど白濱さんが助けてくれたんやね。それはほんまに感謝してもしきれへんわ、、、。
あの時俺が一緒に帰ってあげればあんなことにならへんで済んだのに。ごめんな?」
『本当に亜嵐くんが来てくれてよかった。裕太がそんなに落ち込まないで?ノコノコついて行った私も悪いんだし。』
裕「せやけど白濱さんにもいいところあるんやな。」
『たくさんあるよ!いつもは冷たい感じだけどああ見えてすごく優しいし!それに…___』
裕「、、、、。」
私が亜嵐くんの話をし始めると裕太がびっくりしたような表示をする。
裕「、、、もしかして。」
『、、、っ』
裕「白濱さんのこと好きやったり、、、する?」
やっぱり幼馴染には幼馴染だからこそバレてしまうのかもしれない。
確かに間違ってはいない。私は亜嵐くんが好き。
『あの、、、ね?えっと、、、私は別に好きっていうか、、、その、、いい人で、、、。』
裕「やめとき。A。」
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さのひな。(プロフ) - wanaさん» これから亜嵐くんが積極的になります!お楽しみにしててください!! (2018年8月2日 19時) (レス) id: 1d540c02f4 (このIDを非表示/違反報告)
wana - ひき止めちゃう(。>д<) 両思いなのに離れてしまうのか(>_<)さぁどうなる?どうなる?! (2018年8月1日 20時) (レス) id: 6b71f40621 (このIDを非表示/違反報告)
さのひな。(プロフ) - wanaさん» これから行動起こしていくと思います!!期待していてください!あのGENE犬グッズ欲しいです!!早く商品化して欲しい!!プリレジェも欲しいなぁ〜笑 (2018年8月1日 13時) (レス) id: 1d540c02f4 (このIDを非表示/違反報告)
wana - 切ないですね(。>д<)亜嵐ちゃんどうする(>_<) UEOキャッチャーでGENE高のgene犬ぬいぐるみが(^_^)vでも普通に販売していただきたいですな。プリジェレグッズもonlineで (2018年7月31日 21時) (レス) id: 6b71f40621 (このIDを非表示/違反報告)
さのひな。(プロフ) - かたつむりさん» ありがとうございます!隼くん好きなんですか!私の目標は全メンバーとの小説を書くことなのでいつか隼もかけたらいいなーって思います!これからも更新楽しみにしていてください! (2018年7月31日 21時) (レス) id: 1d540c02f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さのひな。 | 作成日時:2018年7月17日 14時