検索窓
今日:6 hit、昨日:7 hit、合計:60,211 hit

■10 ページ10

.









先生「転校生紹介するね」









ベタベタのベタの台詞で担任は転校生を


教室の中に入れた。


教室内がざわめく。









永瀬「永瀬廉、っす。大阪から来ました」









一瞬ぶち上がる所までぶち上がった


教室の空気がナガセレンの挨拶で


ぶち下がるところまでぶち下がった。









ボロクソにイケメンなのにボロクソに無愛想、ぽい。


ニコリともしない。









でも女子は全員ポーっとしていて、


完全に見とれてる。









イケメンだよね〜という声がクラス中の


女子から漏れる。









その声がナガセレンにも聞こえたらしく、


ナガセレンは分かりやすく顔を顰めた。









…俺と同じ匂いがする。









ナガセレンはきっと女子のことが嫌いだ。


俺も、嫌いだ。









中学の頃は金魚のフンみたいに群がってきて、


それがウザくて高校に入ってからは


女子とマトモに話したことは無い。









なんなら無視してる。









そしたら自然と近寄って来なくなった。


…盗撮とか下駄箱に手紙とかは続いてるけど。









朝のHRが終わって、


始業式で体育館に行くためにみんなが廊下に出る。









俺と同じ匂いがする奴を放っておけなくて、


ナガセレンが女子に話しかけられる前に話しかけた。









平野「俺、平野紫耀!よろしく!」









すると、ナガセレンは驚いたような顔をしたあと、


笑った。


なんだ、笑えるんじゃん。









.

■11→←■09



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (137 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
402人がお気に入り
設定タグ:平野紫耀 , 永瀬廉 , 神宮寺勇太   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ski | 作成日時:2020年3月26日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。