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永瀬「で、夢の方は最近どうなん?手がかりは?」
平野「それがさ〜、全然わかんねーんだよ」
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まだ夢で見たのは仲良くなって
たったの2ヶ月目の体育祭まで。
だからまだ手がかりはないのかもしれない。
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Aに病院のことを聞いた時、嘘をつかれた。
何か、病院に行くような重大なことがあるのかもしれない。と廉に伝える。
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永瀬「体調が悪そうな時とかは?」
平野「ない!いつも元気!廉もある程度は思い出せるだろ?元気なA」
顔色が悪いとか、ぼーっとしてる時があるとか、
そういうのは今のところない。
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元気なのに越したことはないけど、
なにもないわけが無い。
そう前提付けてもう一度今まで見た
夢を思い出してみても
不自然な点は見当たらない。
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廉とAの話をしながら会社を出る時、
後ろから「平野くん!」と声がした。
俺の方に駆け寄ってくるのは…誰だ?
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平野「誰?」
永瀬「俺に聞く?見たことはある気はするんやけど…思い出した!同期の受付嬢!」
平野「あ、あー…」
そう言えば、Aが今日受付したときに受付に居たのはコイツだったっけ。
「平野くん、今日お昼一緒にいた人誰?」
平野「…昼?」
めんどくさいからしらばっくれよ。
名前も知らない奴ににAのこと話したくねーよ。
「他社の女の人と待ち合わせしたよね?確か神宮寺さん」
おいおいおいおい。
来客者の名前ってそんな簡単に言っていいのかよ。
受付嬢がスマホを操作し始めた。
まさか。
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作者名:ski | 作成日時:2020年3月26日 21時