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水族館に行く日は全員同じの
最寄り駅で待ち合わせになった。
「ごめーん！お待たせ！」
待ち合わせの5分前、もう既に駅に着いていた
俺と廉を見つけたからか神宮寺は
猛ダッシュでこっちに向かってきた。
その後ろには必死に走ってるサトウ。
ミキ「A速い！置いてかないでよ！」
「ごめんって〜、ついてこれると思ったんだもん」
ミキ「ついていけるわけないでしょーが！
なんで女子の中で学年トップの瞬足について行かなきゃ行けないのよ！絶対無理！」
ゼーハー息を切らしてるサトウとは違い
ケロッとしている神宮寺。
神宮寺はサトウにもう一度謝った。
永瀬「神宮寺、そんな足速いん？」
ミキ「めーっちゃ速い！そして自分が速いっていう自覚が足りない！」
「だーかーらごめんって！許して！」
何の気なしに足元に目をやると、
神宮寺は少し踵の高い靴を履いている。
ヒールとまでは行かないけど、
走りにくそうどころか歩きにくそう。
なのにあの速さ。
改めて神宮寺を引きで見てみると、
普段は結んであるのに下ろしてあるサラサラした髪の毛。
学校で見るのとは違う化粧。
耳元で光る小さめのイヤリング。
有名なブランドの肩掛けバッグ。
そしてよーーく似合ってるかわいらしい服装。少し踵の高い靴。
いつもとは違う雰囲気。
ミキ「平野！Aに見とれてんじゃないわよ！Aのこと誑かしたら許さないからね！」
平野「た、誑かすって！人聞き悪くね！？」
サトウは俺に弁明の余地を残さず俺を睨みつけた。
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作者名：ski | 作成日時：2020年3月26日 21時
