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アイスを食べ始めると、神宮寺は言った。









「こんなことして気分悪くないの?」


永瀬「気分?なんで?」


「そう。だって2人ともぶっちゃけ女子嫌いでしょ?」













こんな鈍感そうな頭して見抜いてたんだ。


見抜かれてるって言ってもあんだけ女子のこと


無視してたら誰だもそう思うか。









「女子とハーゲンダッツ食べてハーゲンダッツ不味くならないの?」


永瀬「はは、ならんよ。な?紫耀」


平野「廉の言う通りだよ。

俺らが嫌いなのは俺らのことを追い回してくる女子だから」


「へー。ならいいんだけど」









神宮寺はどうでも良さそうな声で言った。


マジで俺らに興味ないじゃん。









ミキ「2人とも家どこなの?」









俺たちがその質問になんの抵抗もなく


答えられたのはこの2人が絶対に


ストーカーがましいことをしないという


確証があったからだと思う。









永瀬「俺は駅前のマンション」


平野「俺は4丁目」


ミキ「じゃあみんな帰る方向は途中まで一緒だね」









聞けば神宮寺もサトウも俺と廉と同じ方向で、


神宮寺に至ってはすぐ近くの番地だった。









ミキ「平野、もし帰りが一緒になる時は

Aのお兄さんに出くわさないことだね」


平野「え?お兄さんいんの?」


ミキ「Aのおにーさんめっちゃカッコイイの!

ちょっとシスコンな部分あるから気をつけてね」


「あの人のどこがシスコンなの?

私のことこき使うくせに私の恋愛に過干渉してくるウザイ兄だよ」









恋愛に過干渉してくるって所がシスコンなんだよな〜。


うん、それがシスコンって言うんだよ。









妹のことをこき使うのはシスコンじゃねえかもだけど。









平野「じゃあ気をつけるわ」


「私と平野が一緒に帰らなきゃいい事じゃん。

別に彼氏じゃないんだし」









神宮寺の冷静な判断と冷たい物言いに、


何故か胸が傷んだ。








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設定タグ:平野紫耀 , 永瀬廉 , 神宮寺勇太   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ski | 作成日時:2020年3月26日 21時

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