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こんなに謙虚な女の子って世の中にいるんだって思った。


で、気づいたら呼び止めてて、


「アイス奢る」とか言ってた。ほぼ無意識だった。









廉には申し訳ないけど勢いに任せて


「ハーゲンダッツな!」とか言ってた。高くついた。ごめん廉。









「え〜ありがとねなんか」


ミキ「Aがなんかだったら私は何?

めちゃめちゃ申し訳ないんだけど」









学校近くのコンビニでハーゲンダッツを


4つレジに持っていく。









俺の分と廉の分と神宮寺の分と


神宮寺の友達のサトウの分。









廉と割り勘してお会計する。


イートインで食べるつもりだったのに店員さんは


わざわざレジ袋に入れてくれた。









イートインコーナーに座って、


袋からアイスを取り出す。









平野「これ、神宮寺の?」


「そう!抹茶!…じゃなくてグリーンティーか」









どっちでもよ…というツッコミは心の中に閉まっておく。









平野「これサトウのだよな?」


ミキ「そう!…よく私の名前も知ってたね」









バニラ味を受け取りながら、


サトウが感心したように言う。


俺、そんなに嫌な奴に見えてる?









…正直に言うとクラスの女子は


この2人しか名前がわからないから


何にも反論できないけど。









平野「これ廉の」


永瀬「さんきゅ」






全員分のアイスを手渡したあと


スプーンを配る。







「ありがと!」








こんな小さなことでお礼を言われると思わなかったので


びっくりして神宮寺の顔を見ていると









「何?私の顔になにかついてる?」





ペタペタ顔を触り始める彼女を見て、


自然と口角が上がった。









「なんか笑われてるんだけど!え!?

永瀬も私のこと笑ってない?なに?なんなの?」









テンパリ具合が半端ない。


表情豊かな子だな、と思った。









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設定タグ:平野紫耀 , 永瀬廉 , 神宮寺勇太   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ski | 作成日時:2020年3月26日 21時

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