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私もしかして今日死ぬ?アジアンビューティ系イケメンに家まで送ってもらえるとか前世どんな徳積んだの私。ありがとう前世の私…。ありがとう宇宙…。ありがとう全ての生命…。

訳がわからなくなって前世の自分と宇宙と生命に感謝し始めたところで、「取り敢えず、ドリンクだけ買って行っても大丈夫か」という九井さんの声でハッと現実に戻った。あぶねえ。キャパオーバーで思考がトリップしてた。

「はい!全然!」
「ん、ありがとう。…Aさんは何飲みたい?」
「ヌ?」
「飲み物。疲れてるだろうし、奢るよ」
「え、え、でも」
「…奢らせて」
「ツォ…は、はひ」

私、九井さんの眉下がり顔に弱すぎる。と気づいた時には私は頭を縦に振っていた。九井さん…もしかして自分の顔の有用性に気づき始めていないか?嬉しいけど。

二人でドリンクコーナーに行き、物色する。でも特に欲しいのは見つからなかった。酒カスのリトル私(脳内)は「酎ハイほし〜〜!」と言っているが、「バカ言え」と軍曹の私(脳内)に撃ち殺されていた。
ふと隣を見ると、九井さんは丁度パタム、とウォークインの扉を閉めたところだった。そして何気なく彼が手に持っているカゴに目をやる。

「あ!九井さんまたエナドリばっか買ってる!」
「!!」

私の声に、背後にきゅうりを置かれた猫みたいにビック!とする九井さん。流石に飲み過ぎて心配。カフェインはマジで摂りすぎ良くないんだよ。

「体に悪いやつばっか飲んじゃダメですよって、前言ったじゃないですか」
「じゃ、じゃあコーヒーで…」
「カフェイン中毒になりますよ」
「もうほぼなってんだよな」
「ダメじゃないですか」
「ハハハ」

楽しそうに笑う九井さん。私もだんだん楽しくなってつられて笑っていると、九井さんが「あ」と声を上げた。

「Aさんは?飲み物選んでないだろ」
「うっ!い、いやー欲しいの見つからなくて…今日寒いし…」
「じゃ、あっちのホット飲料は?オレも今日はあったかいの飲みたい」
「…あったかいコーヒーですか?」
「あったかいコーヒーです」
「アハハ。コーヒー飲み過ぎですってホント」
「だってうまいし。…何にする?」
「え、ウーン…あの、本当にいいんですか?」
「良い。気にすんなって」
「じゃあ、お言葉に甘えて…」

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Kyoro丸。(プロフ) - 超面白いですね(笑)主人公の性格が癖強くて好きです(笑) (2023年2月11日 13時) (レス) @page13 id: ea6fdef67d (このIDを非表示/違反報告)
icchy(プロフ) - はじめまして!めっちゃおもしろくてハマりました✨是非どんどん続編期待してます!! (2023年1月9日 21時) (レス) id: 1c7a9fb991 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:怪人百面相 | 作成日時:2023年1月6日 15時

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