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今なんて? ページ18

「…じゃ、早く行こう」

「あ、うん」


行くといっても、どこへ…??食堂みたいなのが屋敷にあるのか…?


目の前を横切って歩き出した無一郎に、頷いてトコトコと着いていく。


無一郎……見た限り可愛らしい印象だったけど、やっぱり私より背高いな…


目の前の後ろ姿を見つめながら、ふとそう思う私。


体が大きく見えるのは、実際筋肉もあってのことだろうか…?甘露寺ちゃんの言う通り、やっぱり男の子だ。




曲がり角を曲がって、進んで…その繰り返しを数分ほど、ようやく無一郎が立ち止まった。


当たり前と言えばそうだが、その間私達に会話は無かった。


仮にも鬼殺隊の柱とその敵の鬼なのだから、そもそも柱が鬼を連れて行く時点でもうおかしいのだけど……


「そういえば、2人で食べるの?」

「え?他もいるけど」

「え?」


思わず聞き返した時には、もう無一郎がスッ…と場所を指差していた。


私の部屋の前と同じ縁側、けれど日の差さない日陰。そして鎮座する数人の影。




「今なんて………いやなんで柱が3人もいるの?」




そこにいたのは、恋柱に蟲柱。


そして、私の隣にいる霞柱………どう考えても面子がおかしい。


聞きつつ2人の顔を見た私が思わず口に出してしまうのも、仕方ないと思う。


しかも何故か向こうまで驚いていて、2人とも目を見開いていた。


…え?時透君が打ち合わせした訳じゃないの…?え、じゃあ何これドッキリ…?


「別に2人だけとは言ってないもんね」


もんねって…可愛い顔と声で言われても、可愛いとしか思えないよ…


「いいの…?立場的に、色々と…」

「うん。そうだよね?」


と、先に座っている2人に声を掛ける無一郎。


「まぁ…構いませんけど。何かあっても対処出来ますし、ね?甘露寺さん」

「うん…そうだね、いいよ!」


いや割と殺伐としてるな、女性2人。いつでも殺せるよって…?


そう思ったものの、どうやら2人とも予想外に受け入れる気でいたので、私が唖然としてしまう。


「ずっと立ってないで、桜子ちゃんも時透君も座ろうよ!」

「え?」


甘露寺さんにそう言われ、思わず聞き返して顔を見ると……腕を上げ、隣を指差していた。


座れってこと…?あぁ、はい…


言われたままに部屋の中に踏み入り、私はしのぶさんの隣にそっと腰を下ろして座った。




ちなみに、私の右横に無一郎、その横にしのぶさんと続き…


私の左横に空席、その隣も、空席。




……………うん、あと2人誰??

死んじゃうよ→←あんた誰よ



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楓音(プロフ) - 作品とても楽しく読ませて頂いています!初の登場時からずっと気になっていたのですが、「炭治郎」を「炭次郎」と書き間違えていたのが気になってご報告させて頂きました💦ご不快な思いをさせてしまったら申し訳ありません💦 (2022年3月22日 18時) (レス) @page6 id: 5a612b3e43 (このIDを非表示/違反報告)
むい推しの人 - 初コメです〜。一つ気になったことがありまして…。「連れていく」で登場した夢主ちゃんの服のことです。膝上の短い袴ってどんなやつですか?変に細かいところ気になってしまいました…すみません。長文コメ失礼しました! (2019年9月22日 14時) (レス) id: 00103e9837 (このIDを非表示/違反報告)
風雅(プロフ) - 初コメ失礼します。無惨の名を言うと殺されるという呪いは発動しないのですか?無惨に限って例外はないような気がするので。今後の展開が気になります!更新頑張ってください! (2019年9月3日 21時) (レス) id: 0b2ef933c6 (このIDを非表示/違反報告)
衣鶴奈(プロフ) - 14ページ目、悲鳴島ではなく悲鳴嶼だと思います.......物語は面白いので、更新頑張ってください! (2019年8月30日 2時) (レス) id: 8c5e0feeb8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - オチを宇髄さんに一票! (2019年8月27日 18時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れんり@3回目 | 作成日時:2019年8月22日 20時

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