Sweet butterfly〜Donghae〜

鋭いミイナ ページ42

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それからあたしたちは、時間も忘れるくらいいっぱいおしゃべりをした。

いろいろと話してみると、ミイナは見た目の大人っぽさとは逆で、
凄く可愛くて幼いところがあって、なんかほっとけないタイプって感じだった。

きっと、ｼｳｫﾝオッパもそういうところに惹かれなだろうなって思った。


「ねえ、ハニって本名？」

「え？ああ、違うよ」

「だよね？だって日本人？あれ？ハーフだっけ？」

「うん、アッパが韓国人で、オンマが日本人なの。日本名はAだよ」

「やだ、かわいいじゃん！その名前」

「本当 ？」

「うん！でもみんなハニって呼ぶよね？」

「うん、韓国でデビューするなら早く覚えてもらえるように本名は封印したの」

「でもさ、それって寂しくないの？親しい人には本名で呼んでもらいたいとか…」


今のハニって名前は気に入ってるし、
韓国でずっと活動していくならこのままでいいけど、本当は…

好きな人だけには、あたしの本当の名前で呼んで欲しいっていうのが
あたしの夢…


「夢？」

「うん。そう。でも、当分呼んでもらえそうにないけどね…」

「もしかして、片思いしてるとか？」

「え？」


す、鋭い…さすが、ｼｳｫﾝオッパの彼女だ。


「う、うん…」

「え？そうなの？誰？誰？Sjの人？」

「え、いや、その……」


思った以上の食いつきにたじろぐあたし。
なんでそんな、楽しそうなの？(汗)


「えー、教えてよ〜。協力してあげるから！」

「いや、あの、ダメダメ！」

「なんでー？」

「それはその、えっと…」


なんなの？そのキラキラな瞳…
ベッドに前のめりにあたしの答えを待つミイナがあまりにも可愛くて
つい口が軽くなる。


「だって…か、彼女いる、し…」

「彼女がいる……」


ハッと、表情を変えてジッとあたしを見つめるミイナ。


「な、なに…？」


もしや、バレた？……(汗)


「まさか……」


ゴクリ、と喉がなる。


「ｼｳｫﾝオッパ？」

「なわけないじゃん！！」


て、天然？


「そ、そうよね？焦った〜(笑)」

「もう！もしそうならあたし、こんなに冷静にミイナと話なんか出来ないよ！」

「そっか(笑)じゃあ………もしかして、ﾄﾞﾝﾍシ？」


あたしは、飲みかけの缶ジュースを思いっきり吹いた。



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