0.17話 予感 ページ18
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彼女がいる人を好きなままでいいのかも、諦め方も知らなくて。……何にもできないままだった。連絡を控えたら忠義くんから連絡がくるし、バイト先のカフェに行かないようにしたらしたで、道端でばったり会ったりもする。全然離れられないって1人で悩むのはいつも、駅のホームだった。
「どうしたらいいの…」
安『A？』
待合室に入ってきたのは安田だった。
「あっ、ごめんなんでもなくて、」
泣いてるとこ見られた。急いで涙をふいて笑ってみたけど、安田は隣に腰掛け、なんにも言わずにしばらくいて、『…ちょっとまってて』と待合室を出た。
帰ってきたと思ったら、缶のココアを
『すきやって言うてたから』って私に渡した。
「ありが、と…」
『ずっとここにおるん？』
「さっき来たばっかだよ」
安田が隣にいるだけで少し落ち着くのは、なんでだろうな。。
『大倉と出会わんかったら良かったって、思う？』
「思わない…っ」
そう呟くとなんでかまた涙が流れてきて、慌てて顔を覆う
「わたしもう、ダメかも。」
友達と話してた時は、明るく振る舞えたのにな。
「忠義くんが幸せならそれでいい」
その為ならわたしはなんでもいい。どこの立ち位置だっていい。
「大丈夫、大丈夫」
でも苦しくて、溢れ出しそうで必死に胸を叩いていた。諦められる忠義くんのためなら。
「やすだぁ…っやすだぁ、今日だけ
今日だけ泣くのはバチ当たらないよね？」
『バチなんか…当たらんよ、』
「わたし諦めなきゃ。明日も明後日も確実に好き。明明後日も…忠義くんが好きだったらどうしよう
彼女がいる人を好きなんて、ダメだよね彼女さんのこと見たことあったの。とっても優しい人だった。」
それはいつか、店の前でぶつかった人で
この人が忠義くんの、そう予感した人だった。
「妊婦さんやお年寄りには絶対席を変わってあげるの」
そして、彼女が降りたホームに忠義くんが待っていた。
「あんな優しくて綺麗な人、わたしなんか
叶うような分類じゃないよ、ダメだよ、最低だ」
なによりあの忠義くんの優しい顔、初めて見た。
「明日からはもう話しちゃダメだよね、LINEも電話もダメ、忠義くん優しいから付き合ってくれてるのは分かってたのっ」
ただ、付き合ってくれてるだけ。それだけ。
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はぐ(プロフ) - まるこさん» まるこさまー！いつもありがとうございます。新作というか、、Twitterでやっていた妄想をこちらに移行するのでございます🥰人によっては新作ですね笑！お楽しみに！💕 (2021年10月24日 21時) (
レス) id: 8ff6ecaa7f (このIDを非表示/違反報告)
まるこ(プロフ) - ぶたクマ番外編、ありがとうございました(^^)もう次回作…というか新作？？めっちゃ気になります‼︎楽しみに待ってます🙌 (2021年10月24日 21時) (レス) @page50 id: 882f735b0b (このIDを非表示/違反報告)
はぐ(プロフ) - たこはち子∞さん» ぶたクマ番外編ありがとうございました😭💕また新作もよろしくお願いいたします！ (2021年10月24日 19時) (レス) id: 8ff6ecaa7f (このIDを非表示/違反報告)
はぐ(プロフ) - ∞hana∞さん» はなちゃんの女磨き💕まもくんに声をかけられる事を祈っております💕(ナンパはお手の物だと思います、父譲りで…💕)フラットにナンパしてそうです笑 (2021年10月24日 19時) (レス) id: 8ff6ecaa7f (このIDを非表示/違反報告)
たこはち子∞(プロフ) - え、、、、、？？ (2021年10月23日 1時) (レス) @page48 id: b202ba3d83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞くらゆい∞
| 作成日時：2021年9月28日 21時
