46.二人きり ページ46
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その低い声が聞こえて、
「忠義くん―!」
すぐ反応する私。
ペビーフェイス君の背中越しに愛しの旦那様がいました。
「忠義くん〜〜！」って駆け寄ろうとしたら、
「こらっ走ったらあかん」
って忠義くんが走ってきてくれて、ギュッ ってしてくれて
「大倉さんいたんすか」
『‥‥、俺も外行こうとしてた』
ってなんか2人にバチバチした火花みたいなの見えます(？)
「忠義くん、財布です♡」
「最近よく忘れん坊さんですね」
見上げてニコニコすると、 忠義くんは『その顔、外であかん。』って
冷静に言ってますけど、私は気づいてますよ？照れてるの！
「耳赤いですーみみーっ」って触ろうとするけど届かない。
笑われたし。
「その笑顔は世界遺産に登録すべきです」
「可愛いーすよね、やっば奥さん。」
ってまたベビーフェイス君が言うと、忠義くんは私の腰を抱き、
後ろに隠すようにした。
あ。もしかして
「このベビーフェイス君が前言ってた、忠義くんのライバルですか？」
『ライバルちゃう。』
「忠義くんっ」
可愛いい！ハグしちゃおっ、 って背中に抱きついてみると
ちょっと笑ってて、またかわいい。
「もーなんなんすかあ、そんな見せつけなくても。」
『おまえも彼女作りや』
「僕今好きな人いるんです一」と言いながら、私を覗くベビーフェイス君。
『…』でも忠義くんがまた私を隠すから見えない。
「好きな人どんな人なんですか？頑張ってください」「ファイトです」
「あはっ(笑)・・はい」
『Aっ！』
あれ、怒られた。けど 怒ってても素敵なんだもん。
『はあ、もう中はいるか。』「え、 いいんですか？私は入れないんじゃ・・」
『大丈夫。課長変わってないし、 入らしてくれるよ』
「わーい」
「わーい―』『お前は外行け」 「なんでなんすか！」
と、言いつつベビーフェイス君も着いてきた。
『A、この控え室で待ってて？』
「あ！ はい」
案内された部屋は、 私が働いてた時もみんなの休憩場に使われていた部屋だ。
変わってないなあ。 横山さんともここでよくコヒー飲んだっけ。
『待っててな』
目の保養でしかない愛おしい背中も名残階しく、
忠義くんが出ていって
「ねえAさん。」
ベビーフェイス君と二人きり。
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ふみ(プロフ) - 号泣…… (2018年11月21日 10時) (
レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - なんだか、切ない展開なのですか？？もう、泣いてるんですけど……(；＿；) (2018年11月21日 7時) (レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
じゅな(プロフ) - いつも楽しみにしています！でも、読む度ドキドキしてます！ 毎日の更新がすごく楽しみです！！！ (2018年10月15日 22時) (レス) id: 173ae5ab39 (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - あー胸が苦しくて毎回読むたびに心臓バクバクしてます！この後も楽しみにしてます！ (2018年10月14日 8時) (レス) id: eb27484988 (このIDを非表示/違反報告)
めちゃ(プロフ) - どうしてこんな風になっちゃんたんでしょうね 誰も悪くないしみんなずるいと思うし。いつのまにか強い女性になっていた主人公ちゃん。更新楽しみにしています (2018年10月11日 20時) (レス) id: cec7d133e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞くらゆい∞
| 作成日時：2018年10月9日 19時
