仁野 関係 ページ4
錦田 正俊(紫蘇様宅)
「錦田さん」
204号室のお隣さん。同じ大学に通う同級生でもある。秘密を共有している。
彼の部屋から漏れる異臭に気付き、彼の部屋に訪問。そして無理矢理中に押し入り彼の部屋に隠された死体を発見した。
「警察をマンションにあげたくない」という理由で、バレないように死体を処分をするよう求めたが、「預かりものだから」という理由で断られる。
しかしその後何とか丸め込み、「既に腐った部分は諦めて処分。その他は剥製等に、また処分した部分も何らかの方法で別の素材で再現し、身体の形だけ綺麗に見えるように保存する」という形にまで持っていった。
「腐って崩れた部分や内臓の処分を請け負い、また剥製等の形で保存する方法を調べるのを手助けする」代わりに、「彼の作業が終わるまでの間、自分の殺人の後処理も手伝う」という条件を勢いによって半分無理矢理承諾させた。
その後死体の解体方法や人肉の削ぎ方諸々を教え込んだ。
ちなみに仁野は彼の「死体を預かっている」という言葉を一切信じず、「想い人を殺害し、その死体を愛でる死体性愛者」だと思い込んでいる。
「警察をこのマンションに上げるの、嫌なんだよ。どんなに小さな火の粉だろうとかけられたくない……だからこういう雑な仕事されると迷惑なんだよ。分かる？」
「分かった分かった。預かってるんだね。でもこのまま置いといても、腐って爛れてって…原形とどめられないのは一緒じゃない？ じゃあパーツごとにでも冷凍なりなんなりしてちゃんと残しといた方がよくない？それか、預けてきた人が何て言ってたのかは知らないけど、剥製にでもして形だけでも分かるようにしとけばいいんじゃないの？」
「君に丸投げしてまた異臭撒き散らされても困るし……って意味だけど。僕以外にもう1人お隣さんいるんだよ？わかってる？それとも何、見返り期待していいのかな？」
「うーん、お金には困ってないんだよね…。あ、じゃあ、君の作業が終わるまでの間、僕の作業の手伝いしてもらおうかな…どう？やり方は教えてあげるから」
「ありがとう。じゃあこれからよろしくね」
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