○伊国残り ページ6
綾辻side
Aが渋々淹れた珈琲は旨かった。本当に、辻村君と同等だった。
昼も思ったが、Aはイタリアから帰国してとんでもなく料理の腕が上がっている。
上がりすぎてAとは思えない程に。
イタリアに行く前は料理を作るといっても、出来たものは力作でも炭の味がした。
だが今となっては、何故か嫁げるを越えたレベルになっている。
「何ぼーっとしてるの行人!ridereだよridere!」
イタリアの言葉は聞きなれていた。
というかAの日本語が下手すぎるのだ。
「君がそうしていろ」
俺の言葉に、Aはいきなり顔を紅くした。
「言われずともやってますー!」
こういう所が天然で、Aの面白い所。
ridere…笑う
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武島排球部員+ - ありがとうございました; すっかり忘れてました(( 次から気を付けます! (2017年6月7日 18時) (レス) id: 97e2b18ddc (このIDを非表示/違反報告)
言刃(プロフ) - 良い作品ですけどオリフラ忘れてますよ! (2017年6月6日 20時) (レス) id: 5a0e5884d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:武島排球部員+ | 作成日時:2017年6月3日 22時