*友達なんて* 【御幸一也】

STORY 13 ページ14

よし…まだ二人から距離はある…



逃げよう！





倉「あっ、待てこら！」


御「なんで逃げんだよ！」



なんでってお前らと関わるとめんどくさいからだよ！



必死に走った



『えっ⁉︎速っ！』


倉「俺から逃げられると思うなよヒャハハ！」



なんだよあの変な笑い方w



ガシッ




『っ！！』


倉「捕まえたぜ」


御「ナイス倉持」


『離せ〜』


倉「離したら逃げんだろw」


『当たり前だ』


御「そっぽ向くなよ」


『…』




やばい…顔を見られたら…




遅かった…


御幸に覗かれた



御「おまっ…」


倉「ん…？って、どうしたんだよその顔！」


『殴られた』


御「誰に！」


『知らない高校生』


倉「はぁ⁉︎」



あの〜帰りたいんですけど…



『離して、帰るから』


御「だめ」


倉「行くぞ」


『はい？』



両脇を御幸と倉持に持たれた



『浮いてんだけど』


御倉「…」←無視w



もがいてみた


ちっ…ビクともしない……


こいつら私をどこに連れていくつもりなんだ…




暫くすると


『青…心……寮…？』



こいつらの寮か


そのまま二階に上がっていく




ガチャ…



床に座らされた


御幸がガサゴソし始め…


取り出したのは救急箱




『…』


まさか…



御幸は私の前に座り


ピンセットにコットンを挟んで消毒液をそこに垂らした



そのまま私の顔へ近づける




『い、いやだ…！』



痛いよ、絶対痛いよ！

しみるよ！



御「大丈夫だよ、じっとしてろ」


『や、やだ！絶対やだ！』


御「倉持」


倉「おっけーw」



ガシッ←二回目w



両脇からガッツリホールドされた



近づくコットン…



『ゔう〜！やだぁあ〜！！』


御「おとなしくしてろ〜w」



おい、楽しんでんだろ！お前ら！(泣)

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