1 2 0 円 に な り ま す 。

4 7 円になります 。 ページ47

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顔の熱を冷まそうと 、

おばさんが出してくれたお冷を

そっと頬に当てる 。









「 だから ！！

おばちゃん 、応援してね ！！ 」









そう言ってピ ー スをする彼に

おばさんはにこにこ頷く 。







「 えぇ 、テヒョンくんなら

きっと上手くいくわよ ！

二人すごくお似合いだもの 。」








「 Aちゃん ！ 今の聞いた ！？

俺達 、すげ ー お似合いだって ！！ 」









や 、やめてくれ …



どう反応したらいいか分かんないじゃんか 。









「 てか ！！

テヒョンくんはもう決まってんの ！？

私 、どれにしよっかな ！！ 」








とりあえず話題を変えようと

テヒョンくんの傍にある

メニュ ー を慌てて手に取る 。









「 ん 、俺 決まってる ー ！

あ 、Aちゃん これ美味いよ ！

俺 いつもこれに卵2個とネギいっぱい

乗せてもらってんの ！ 」









「 じゃあ 、私 これにする 。」








彼が指差した物とは別の物を選ぶ 。









おばさんが注文を確認して

いそいそと厨房に戻っていくと

テヒョンくんが口を尖らせた 。









「 あれ 、すげ ー 美味いのに ！ 」









「 いや 、私 、こんな

がっつり食べれないし 。」









てか … さっきのレストランで

何品か食べてたくせに

こんなボリュ ー ムのある牛丼を

食べれる胃袋がすごい 。








不意に視線を感じて 、

彼の方に目をやると

頬杖をついて私を見つめていて 。










「 …… 何 ？ 」








気になって聞いてみると

にこ ー って嬉しそうに笑う 。









「 ふふん 、

今 、俺とAちゃん

デ ー トしてるみたい 。」









…… デ ー トって 。



牛丼屋で ？









「 すげ ー 幸せっ ！

あ ー 早く食いたい ！！ 」









楽しそうに体を揺らし始めるテヒョンくん 。









………… 可愛い 、かも 。









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