1 2 0 円 に な り ま す 。

3 7 円になります 。 ページ37

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ジン先輩が


'' うん 、いるよ 。'' って


笑顔でそう言うの目に見えてんのに 。









「 …… まぁ 、ね … 」









あ 、れ …


だけど 、私の予想と反して

ジン先輩はそっと目を伏せた 。







でも 、すぐに笑顔を浮かべて 。









「 アイスコ ー ヒ ー

もらってもいいかな ？ 」








「 え 、あ 、はい ！

100円になります ！ 」








ジン先輩は私に100円玉を渡すと

コ ー ヒ ー マシ ー ンの元に 。









最近のコンビニは

セルフで100円のコ ー ヒ ー を

提供してるんだよ 。



…… しかも結構美味しい 。









あぁ …

ジン先輩の横顔 綺麗だな …







コ ー ヒ ー を入れているだけなのに

どうしてこうも 、

映画のワンシ ー ンみたくなるのか 。









「 そういえば 、ジン先輩

最近 引越してきたって言ってましたけど 、

一人暮らしですか ？ 」








目線は手元のコ ー ヒ ー のまま

ジン先輩はゆっくりと答えた 。








「 …… まぁ 、

一人暮らしみたいになってるよ 。笑

契約したときは二人だったけど 。」







「 …… 二人 ？ 」







「 …… うん 、Aちゃんが見かけた 、

俺の … 彼女と 、ね 。」









ず っ き ー ん 。







一緒に 、暮らしてるんだ …







「 そう 、なんですか … 」






…… でも 、

一人暮らしみたいになってるって …








それって 、

しばらく帰ってきてないってこと ？









'' 仕事お疲れ様 ''



そう彼女さんに言っていた 、ジン先輩 。








仕事が忙しくて

中々 家に帰ってこれないのかな …





それとも 、他に理由が ？








ものすごく気になったけど 、



ジン先輩の横顔がどこか切なげで 、



これ以上 何も聞けなかった 。








「 ジン先輩 、ブラックで飲むんですか ！？ 」






「 え 、うん 、ダメかな ？ 笑 」






「 いえ ！ 大人だなって ！

私 、苦くて飲めないんですよね 。

だからコ ー ヒ ー はいつもシロップとミルク

超 入れます ！！ どぼどぼ ー って ！ 」









「 わ 、甘そうだね 。笑

逆に … それが飲めないや 。笑 」








てか 、

聞いちゃいけない気がした 。









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