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*








「 変なの … 」






思わずそう呟くと 、

テヒョンくんが目の横でピ ー スする 。







「 それ 、よく言われる ! 」






…… 待って 、

何でそんな嬉しそうなの 。




褒め言葉じゃないと思うんだけど 。







「 あの 、褒めてないからね 。笑 」








だけど 、さっきより …

気持ちが晴れたかもしんない 。





彼のおかげだなんて 、

絶対に言わないけど 。









「 あ 、やば … 」







さっきまで笑っていた彼が

急に自分の心臓辺りを押さえ始める 。








「 何 、どしたの ? 苦しいの ? 」







不安になって思わず顔を覗き込むと

否定するように首を振ったあと 、はにかむ彼 。









「 Aちゃんと一緒にいるから

すげ ー ドキドキしてきた 。」







ど き ん 。






「 な 、何それ … 」






彼からそっぽを向ける 。






そんなこと 、言われて

こっちまで何か

ドキドキしてき始めたじゃん 。









てか 、






「 …… テヒョンくんって

どうしてそんな思ったこと

躊躇なくすぐ言えんの … ? 」







私の質問に

不思議そうに首を傾げる 。






「 好き 、とか 、

ドキドキするとか … 何でそんなに

言えちゃうのかなって 。」









私は 、ジン先輩に

何も言えずに終わっちゃったもん 。









「 ん ー 、何でとかそんなのないよ 。

好きだから好きって言うだけだし ! 」









「 あ 、なるほど 。

思ったらすぐに言っちゃうタイプなのね 。

頭で考えてから言葉を口にするってこと 、

テヒョンくんしないでしょ 。」









「 Aちゃん 、すげ ー !

それ 、よく言われる !

お前はもう少し考えろって ! 」








…… やっぱりね 。








でもさ 、でも 。







「 テヒョンくんのそういうとこ 、

悪くないと思う 。」









…… 彼とこうやって

関わりを持つよつになったのは

まだまだ最近のことだけど 、





テヒョンくんが

いいやつだってことは

もう十分に分かった 。








…… 好きにはなんないけども 。









*

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ARMY - この作品とても気に入りました!テテペンなんですけど、性格とか仕草とか…本当に細かい所まで書かれているなぁと思いました! (2018年1月2日 23時) (レス) id: 97013c3863 (このIDを非表示/違反報告)
ちんぐ(プロフ) - これ本当に大好きです!ミセナイナミダも、お隣さんも大好きです! (2017年4月26日 18時) (レス) id: c07ed66232 (このIDを非表示/違反報告)
ぎゅぎゅ(プロフ) - はじめまして!『120円になります。』楽しく読ませていただきました!ジンオッパに対抗してピーチティー5本も買おうとするテテに吹いてしまいました(笑)もう可愛すぎて癒されます!こんな素敵なお話を書いて下さってありがとうございます! (2016年2月10日 13時) (レス) id: 2af65105ad (このIDを非表示/違反報告)
bts LOVE - すごすぎです!読みながら顔ニヤニヤしてしまいました… (2015年12月24日 18時) (レス) id: e7d74f9050 (このIDを非表示/違反報告)
遥音 - 凄いですね! テテをこんなに忠実に描けるなんて……<(_ _)>テテのタイプの子ってこんな感じなのかな〜? 頑張ってください! (2015年9月29日 19時) (レス) id: f0fa5b748f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*ちょあ* | 作成日時:2015年6月6日 19時

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