10. JM ページ10
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「ったく、どこだよテヒョナ」
テヒョンが全然帰ってこないからユンギヒョンに外見てこいって言われたけど、いつの間にか雨降ってるし.......。
てか俺じゃなくてユンギヒョンが自分で探しに行けよな〜.....
いくら探しても見つからないから最後に家の近くにある公園を見て帰ろう。
「お〜〜〜い、テヒョナ」
返事がない。
やっぱ公園にもいないか。
ふと、公園のベンチに目を向けると誰かが座っているのが見えた。
「....テヒョナ?」
雨で視界が悪いから誰か分からないけど、あのシルエットはきっと...。
「おい、何してんだよ!びしょ濡れじゃんかお前.......」
『あぁ、ジミナ....』
俺に気が付いたテヒョナの目と鼻は赤くなってた。
「泣いてんの?」
『泣いてねぇよ、ㅎㅎ』
へへっとテヒョナは笑ってみせるけど、この顔は作り笑いだ。
すぐに分かった。
「来たのか....?Aさん」
『うん、来たよ』
やっぱり。
だってお前が持ってるそのマフラー2年前彼女にあげたやつだもんな。
「っ、ほら家帰るぞ。風邪引く」
腕を引っ張っても動こうとしないテヒョナ。
『もう少しこのままでいたい』
「何言ってんだよ、早く」
『泣いてたんだよ』
「...は?」
『彼女、泣いてた』
「...」
『俺のせいで泣いてた』
「...うん、それとこれとなんの関係がある?」
『分からない』
「はぁ?」
いくら引っ張っても一向に動こうとしない。
「分かった」
『?』
「俺もここにいる」
そう言って俺はテヒョナの横に座った。
『は、なにしてんの。濡れるよバカなの?』
「びしょ濡れのお前に言われたくないㅎㅎ ......で、どうだったの?Aさんと」
『もう2度と会うことはないよ』
「そっか」
『ん、』
「テヒョナ」
『ん?』
「まだ大好きなんだな、Aさんのこと」
「...は?」
『お前不器用だからな〜本当にバカ』
「ちょっと待てそれどういうことだよバカって』
「まだ2年前のこと引きずってんの?」
『っ、』
「また守れなかったらとか思ってんの?」
『そうだよ...』
「テヒョナ、
Aさんを守れるのはお前だけだよ』
本当だぞ、テヒョナ。
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メロン(プロフ) - ちょんうささん» こちらの用事なのにすみません、。ありがとうございます! (2018年2月11日 11時) (レス) id: a599b6d900 (このIDを非表示/違反報告)
ちょんうさ(プロフ) - メロンさん» あ、そうなんですね!笑 分かりました(^-^) (2018年2月11日 11時) (レス) id: d98842ba6c (このIDを非表示/違反報告)
メロン(プロフ) - ちょんうささん» 了解です!出来ればピョンテありでお願いしたいです、。今からは無理ですかね…?実は今日お出掛けに行く予定があって…((うざくてすみません。 (2018年2月11日 10時) (レス) id: a599b6d900 (このIDを非表示/違反報告)
ちょんうさ(プロフ) - メロンさん» 分かりました(^-^) 今日中には作り始められます! (2018年2月11日 10時) (レス) id: d98842ba6c (このIDを非表示/違反報告)
メロン(プロフ) - ちょんうささん» 良かったです!えっと、主人公とグクはファンから夫婦て呼ばれてる設定でお願いしたいです…。あと、主人公の年齢17か18歳が良いです、。((今からって作れますか?? (2018年2月11日 10時) (レス) id: a599b6d900 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちょんうさ | 作成日時:2017年10月10日 6時