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「お〜い」
『...』
病院から帰ってきた私とテヒョンはそのままテヒョンの家へ向かった。
家に着くや否やソファーにダイブして全く動かないテヒョン。
帰り道の時から静かだった。
つむじをツンツンしても、いつもは嫌がるのに今日は無反応。
「テヒョンく〜ん」
『....』
つまらない。
非常につまらない。
一言くらい何か言ってほしい。
「帰るよ」
『...』
またしても無反応なことを確認して、バックとコートを持って立ち上がる。
「...バイバイ、テヒョン」
玄関へ行き靴を履く。
本当にどうしたんだろう。
私、なんか変なこと言ったかな?
でも思い当たる節なんて....テヒョンのミカンゼリー勝手に食べたことだけだし。
『行っちゃダメ』
弱々しい声と共に私の腰へ手を回すテヒョン。
「テヒョン?」
背中に感じるテヒョンの温もり。
『なんで帰るの』
あ、この声はあれだ。
拗ねてる時の声。
拗ねてる時のテヒョンが可愛くて好きな私は少し意地悪したくなった。
「テヒョンが無視するから、テヒョンのせいだよ」
『...』
ぎゅっと、私を抱きしめる力が強くなる。
「ほらまた無視する。離して、帰る」
『だめ』
散々無視しといてこういう事言うから。
『ヌナ、』
「なーに?」
『...ジョングクのこと好き?』
不安げに、突拍子もないことを聞いてくるテヒョン
「え、なに?ジョングク?」
『そう....』
ジョングク...ってあのジョングク?
「ないない、有り得ない」
『ほんと?』
「なんでそんなこと聞くの?」
『聞いたんだよ、病室でヌナとあいつの会話』
なるほど、
クルッと体をテヒョンの方へ向ける。
不安げに私を見つめるテヒョン。
『残念なことに、私が好きなのはテヒョンだけ』
『....残念って、なに』
感情が表情に出やすいテヒョンだから、もっと悲しそうな顔をする。
「ふふっ、」
両腕をテヒョンの首に回してテヒョンにキスをする。
『...?!』
目を真ん丸にしてこっちを見るテヒョン。
「テヒョンしか好きじゃない」
『...』
(そのままお姫様抱っこして寝室へ連れて行かれた主人公でした...♡)
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メロン(プロフ) - ちょんうささん» こちらの用事なのにすみません、。ありがとうございます! (2018年2月11日 11時) (レス) id: a599b6d900 (このIDを非表示/違反報告)
ちょんうさ(プロフ) - メロンさん» あ、そうなんですね!笑 分かりました(^-^) (2018年2月11日 11時) (レス) id: d98842ba6c (このIDを非表示/違反報告)
メロン(プロフ) - ちょんうささん» 了解です!出来ればピョンテありでお願いしたいです、。今からは無理ですかね…?実は今日お出掛けに行く予定があって…((うざくてすみません。 (2018年2月11日 10時) (レス) id: a599b6d900 (このIDを非表示/違反報告)
ちょんうさ(プロフ) - メロンさん» 分かりました(^-^) 今日中には作り始められます! (2018年2月11日 10時) (レス) id: d98842ba6c (このIDを非表示/違反報告)
メロン(プロフ) - ちょんうささん» 良かったです!えっと、主人公とグクはファンから夫婦て呼ばれてる設定でお願いしたいです…。あと、主人公の年齢17か18歳が良いです、。((今からって作れますか?? (2018年2月11日 10時) (レス) id: a599b6d900 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちょんうさ | 作成日時:2017年10月10日 6時