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「そん...な...」
ジンさんの口から出てくる言葉はどれも信じ難い事ばかりだった。
『ジョングク...』
私の横で現実を一生懸命受け入れているテヒョン。
YG「ホソク、ぜってえ許さねぇ」
怒りと憎しみを必死に堪えるユンギさん。
ジミンさんは未だに整理が出来ていないみたいでただ立ってるしかなかった。
JN「生まれ変わろうとしてたんだよ、こいつは」
そのジンさんの言葉を聞いてテヒョンの目から涙が溢れた。
ジンさんの言葉が不思議と理解できた気がする。
確かにジョングクがしてきたことは良くない事だった、でもいつもどこか寂しそうで孤独な感じだった。
「愛に飢えて生きてきたのかな...」
YG「こいつはいつも愛情を求めてたよ、不器用ながらも誰かに愛されたいっていつも思ってた筈だ」
少し口を震わせながらそう言ったユンギさん。
『ジョングク、目覚ませよ...』
JM「チョンホソクが、チョンジョングクという人格を殺したんだ...」
『こんなところで寝てんのなんてお前らしくないだろ...いつもみたいに喧嘩吹っ掛けてこいよ...なぁ...』
ジンさんが言ってた、ジョングクは生まれ変わろうとしてたって言葉。
それに、皆のジョングクに対する思い。
もしかしたら私はずっと誤解してたのかもしれない。
この人のことを何も知らないで勝手に悪と決めつけて。
生まれたときから悪の人なんてきっといないんだ。
「生きて....」
命を粗末にしてほしくない。
諦めてほしくない。
素直にそう思った。
JN「...こんな日にこんなことになって...呼び出してごめんね」
YG「いや、大丈夫ですヒョン」
JN「こいつ、親も保護者もいないから...可哀想だよな」
YG「俺がなります」
JN「え?」
JM「ヒョン?」
YG「...俺が、こいつの保護者になります」
JN「ユンギ...」
YG「またなんかあったら連絡ください」
ジンさんに深々と頭を下げてユンギさんは来た道を戻っていった。
.
.
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TH「ヒョン、さっきの言葉って...」
JM「ジョングクの保護者になるってどういう事ですか?」
車に戻った私たち。
テヒョンとジミンさんはさっきから質問攻め。
YG「どうって、あのまんまの意味だろ」
TH「...」
YG「とりあえずあいつが目を覚ますのを願うしかないな。」
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メロン(プロフ) - ちょんうささん» こちらの用事なのにすみません、。ありがとうございます! (2018年2月11日 11時) (レス) id: a599b6d900 (このIDを非表示/違反報告)
ちょんうさ(プロフ) - メロンさん» あ、そうなんですね!笑 分かりました(^-^) (2018年2月11日 11時) (レス) id: d98842ba6c (このIDを非表示/違反報告)
メロン(プロフ) - ちょんうささん» 了解です!出来ればピョンテありでお願いしたいです、。今からは無理ですかね…?実は今日お出掛けに行く予定があって…((うざくてすみません。 (2018年2月11日 10時) (レス) id: a599b6d900 (このIDを非表示/違反報告)
ちょんうさ(プロフ) - メロンさん» 分かりました(^-^) 今日中には作り始められます! (2018年2月11日 10時) (レス) id: d98842ba6c (このIDを非表示/違反報告)
メロン(プロフ) - ちょんうささん» 良かったです!えっと、主人公とグクはファンから夫婦て呼ばれてる設定でお願いしたいです…。あと、主人公の年齢17か18歳が良いです、。((今からって作れますか?? (2018年2月11日 10時) (レス) id: a599b6d900 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちょんうさ | 作成日時:2017年10月10日 6時