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「少し早かったかな、」
待ち合わせの時間より15分早く喫茶店についた私。
外で待つのも寒いから中へと入った。
『あ、Aさん....!』
すると、離れたところから私を呼ぶ声が聞こえた。
「ジミンさん...」
手をヒラヒラと振るジミンさんの方へと足を運ぶ。
『お久しぶりです、お元気でしたか.....?』
私が席に着くとゆっくりと口を開いたジミンさん。
2年前より声も低くなって、ますます男の人らしくなってる。
「はい、ジミンさんは?」
『僕もです』
「そっか....よかった」
きっとテヒョンも元気だろうな。
それだけ分かっただけで満足。
「えっと、話したいことって?」
『あ、そうだ..あの、Aさん』
「はい?」
『まだテヒョンのこと好きですか?』
「っ、」
きっとテヒョンのことだろうなとは思っていたけど、いざ聞かれると心臓がドキッとなる。
この2年間、恨んだりもした。
自分に嫌気がさした。
初めて恋というものを知って、沢山悩んで泣いて。
いっそのことテヒョンを忘れられたらどれ程楽かと。
こんなに辛いなら恋なんてしたくない、何度も何度も思った。
でも、
「好きです。」
『っ、、、、』
下を向いて黙り込むジミンさん。
呆れたかな、
面白いよね、こんな女。
「あ、でも、知ってるので大丈夫ですよ!」
『....何をですか?』
「あの時ジミンさんとテヒョンで賭け、してたんですよね」
『え?』
「あははっ、テヒョンから直接聞いたので変に気を使わないでくださいね?」
『待ってください、賭けって何のことですか?』
何も知らないような顔で私の顔を見つめてくる。
そんな演技いらないのに、余計に辛くなる。
「ジミンさんは優しいですね、ㅎㅎㅎ」
『ほんとに、何のことです?』
ジミンさんの顔が真剣になった。
「え?だから、2年前、2人で賭けをしてたんですよね?私がテヒョンを好きになるかならないかって....」
『.......
してないです、そんな事。』
「えっ?」
じゃあ、なんでテヒョンはあんなこと言ったの?
賭けって嘘だったの?
『今日Aさんをお呼びしたのは、2年前のあの日の事をちゃんと伝えたくて....』
「あの日の事....?」
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メロン(プロフ) - ちょんうささん» こちらの用事なのにすみません、。ありがとうございます! (2018年2月11日 11時) (レス) id: a599b6d900 (このIDを非表示/違反報告)
ちょんうさ(プロフ) - メロンさん» あ、そうなんですね!笑 分かりました(^-^) (2018年2月11日 11時) (レス) id: d98842ba6c (このIDを非表示/違反報告)
メロン(プロフ) - ちょんうささん» 了解です!出来ればピョンテありでお願いしたいです、。今からは無理ですかね…?実は今日お出掛けに行く予定があって…((うざくてすみません。 (2018年2月11日 10時) (レス) id: a599b6d900 (このIDを非表示/違反報告)
ちょんうさ(プロフ) - メロンさん» 分かりました(^-^) 今日中には作り始められます! (2018年2月11日 10時) (レス) id: d98842ba6c (このIDを非表示/違反報告)
メロン(プロフ) - ちょんうささん» 良かったです!えっと、主人公とグクはファンから夫婦て呼ばれてる設定でお願いしたいです…。あと、主人公の年齢17か18歳が良いです、。((今からって作れますか?? (2018年2月11日 10時) (レス) id: a599b6d900 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちょんうさ | 作成日時:2017年10月10日 6時